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【週末お天気コラム】年明け早々の二つ玉低気圧の影響は?

   

気象予報士のふくぴーです。

2023年も「週末お天気コラム」をよろしくお願いします。
成人の日で3連休となる今週末の天気について、天気図を使って見ていきます。
まずは1月7日(土)9時の地上予想天気図です。

お天気コラム 2023年1月7日9時 地上予想天気図 【登山口ナビ】

日本付近は、日本海と本州の南海上を低気圧がそれぞれ東へ進む、「二つ玉低気圧」の形になります。今回は南の海上の低気圧のほうが発達する予想で、関東地方は日本海の低気圧より、南岸低気圧による影響を大きく受けます。

お天気コラム 2023年1月7日9時 850hPa気温予想図 【登山口ナビ】

1月7日(土)9時の850hPa気温予想図を見ると、850hPa(上空1500m)で-3℃の南岸低気圧接近時の関東地方平野部での雨か雪の境目の目安となる寒気が、ちょうど関東平野を横切るように予想されています。通常の気圧配置の際の平地で雪の降る目安は850hPaで-6℃ですが、南岸低気圧通過の際は、関東平野の地形の影響で、内陸部の地表付近にたまっている寒気を引き込みやすく、地上と上空1500mの温度差が小さくなり、通常時より850hPaの気温が高くても(850hPaで-3℃程度でも)雪が降るという特徴があります。1月7日(土)は、丹沢や箱根、富士五湖など少しでも標高の高いところであれば、何も降らないという可能性はあるものの、降ってくるものは雨ではなく雪の予想で、関東の峠道はすべて、雪対策が必要です。
東京都心は850hPaでは0~-3℃の間、-3℃よりは上であるものの、0℃は下回っており、雪の可能性を完全には排除できない予想図です。特に東京都心は12月23日(金)以降約2週間にわたってほとんど雨が降っておらず、空気の乾燥した状態が続いています。乾燥した状態から降水が始まると、空気中を雪の粒子が落ちてくる際に蒸発して気化熱を奪い、降り始め直後に(湿度が上がるまで)急激に気温が低下し、雨が雪に変わることが南岸低気圧の関東地方の雪の際には見受けられ、今回もこのケースに該当する可能性があります。現時点の判断材料では1月7日(土)の東京都心は、降水なしのくもり、もしくは雨の可能性が高いですが、仮にあと2℃気温が下がり、降水がまとまってかかるようであれば雪の予報の判断を下すであろう、紙一重の状況です。

お天気コラム 2023年1月8日9時 地上予想天気図 【登山口ナビ】

1月8日(日)9時の地上予想天気図を見ると、低気圧は東の海上に離れ、西高東低の冬型の気圧配置となる予想です。東・西日本太平洋側を中心に天気は回復して晴天となり、1月9日(月)も東・西日本太平洋側は冬晴れとなるでしょう。

お天気コラム 2023年1月8日9時 850hPa気温予想図 【登山口ナビ】

1月8日(日)9時の850hPa気温予想図を見ると、通常の気圧配置時(南岸低気圧以外)での平地での雨と雪の境目の目安となる850hPaで-6℃の寒気が北陸付近にあり、北日本や、東日本の日本海側では、1月8日(日)は雪が降るでしょう。1月9日(月)も同様に、北日本や、東日本の日本海側での雪や雨が続きそうです。

なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。

 気象庁 最新天気図(外部リンク)
 気象庁 最新天気予報(外部リンク)

※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図(外部リンク)を編集・加工して作成しております。

(執筆:気象予報士 ふくぴー)

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