【週末お天気コラム】冬型の気圧配置、日本海側は中低山も雪
気象予報士のふくぴーです。
今週末の天気について、天気図を使って見ていきます。
まずは10月21日(土)9時の地上予想天気図です。
低気圧がオホーツク海に進んで、西高東低の冬型の気圧配置となるでしょう。
10月21日(土)9時の850hPa気温予想図を見ると、上空約1500mに相当する850hPaで0℃以下のこの時期としては強い寒気が北日本に流れ込むでしょう。10月21日(土)は東日本太平洋側で晴れますが、日本海側は天気が崩れる予想です。上空の寒気の影響で、越後山脈や北アルプスなど、福島県会津地方や新潟県、関東北部や長野県北部・中部の標高1000m以上の山では雨からしだいに雪に変わり、標高1500m以上では積雪となる所があるでしょう。北西の風が強まり吹雪となる可能性があるため、今週末は冬山になると思って行動してください。
10月22日(日)9時の地上予想天気図では、東・西日本は移動性高気圧に覆われ、冬型の気圧配置は弱まるでしょう。東日本日本海側の雨や雪も22日(日)にはやんで、22日(日)の東日本は広く晴天に恵まれそうです。しかし、10月22日(日)9時の850hPa気温予想図を見ると、850hPaで0℃以下の寒気が北日本に残るため、標高1500m以上の山では最低気温が氷点下となる所があり、路面の凍結に注意が必要です。
なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。
気象庁 最新天気図(外部リンク)
気象庁 最新天気予報(外部リンク)
※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図(外部リンク)を編集・加工して作成しております。
(執筆:気象予報士 ふくぴー)