【週末お天気コラム】真冬並みの寒気の影響で日本海側は大雪
気象予報士のふくぴーです。
今週末の天気について、天気図を使って見ていきます。
まずは12月23日(土)9時の地上予想天気図です。
西高東低の冬型の気圧配置になるでしょう。
12月23日(土)9時の850hPa気温予想図を見ると、日本列島には真冬並みの寒気が流れ込んでおり、平地で雪が降るレベルの850hPa(上空約1500m)で-6℃の寒気ラインが東・西日本の太平洋側に南下し、北日本はそれよりさらに強い850hPaで-12℃以下の寒気に覆われます。このため、23日(土)は日本海側で大雪となり、北陸では22日(金)18時~23日(土)18時の24時間に、多い所で40~60cmの雪が降るでしょう。一方、東日本の太平洋側は冬晴れとなりそうです。
12月24日(日)9時の500hPa高度・渦度予想図を見ると、朝鮮半島付近に気圧の谷が解析できます。850hPa気温予想図では、平地で雪が降るレベルの850hPaで-6℃の寒気ラインが北陸付近に北上し、寒気が後退する予想です。冬型の気圧配置はゆるみますが、北陸では雪が降り続くでしょう。また、上空の気圧の谷の影響で、24日(日)は房総半島など、関東南部の沿岸部で雲が広がりやすくなりそうです。
なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。
気象庁 最新天気図(外部リンク)
気象庁 最新天気予報(外部リンク)
※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図(外部リンク)を編集・加工して作成しております。
(執筆:気象予報士 ふくぴー)