【週末お天気コラム】冬型の気圧配置、太平洋側は冬晴れ
気象予報士のふくぴーです。
今週末の天気について、天気図を使って見ていきます。
まずは12月2日(土)9時の地上予想天気図です。
日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となるでしょう。
12月2日(土)9時の850hPa気温予想図を見ると、平地で雪の降る目安の850hPa(上空約1500m)で-6℃の寒気ラインが北陸地方にかかり、寒気が流れ込むことがわかります。また、850hPaで0℃以下の寒気が日本列島をすっぽりと覆うでしょう。2日(土)は東日本日本海側で雨や雪が降りますが、太平洋側は冬晴れとなりそうです。
12月3日(日)9時の500hPa高度・渦度予想図によると、日本海に気圧の谷が進み、この上空の気圧の谷に対応して、地上予想天気図では、日本海に低気圧が発生するでしょう。850hPaの気温は、平地で雪が降るレベルの850hPaで-6℃の寒気ラインが津軽海峡付近に北上しますが、850hPaで0℃以下の寒気は2日(土)に続いて日本列島を覆う予想です。12月3日(日)も東日本日本海側で雨や雪が降るでしょう。太平洋側は冬晴れが続きそうです。
なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。
気象庁 最新天気図(外部リンク)
気象庁 最新天気予報(外部リンク)
※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図(外部リンク)を編集・加工して作成しております。
(執筆:気象予報士 ふくぴー)