【週末お天気コラム】冬型の気圧配置、日曜は気圧の谷の影響
気象予報士のふくぴーです。
今週末の天気について、天気図を使って見ていきます。
まずは1月27日(土)9時の地上予想天気図です。
西から高気圧が張り出してゆるみ始めますが、冬型の気圧配置となるでしょう。
1月27日(土)9時の850hPa気温予想図では、平地で雪の降る目安の850hPa(上空約1500m)で-6℃の寒気ラインが東日本にかかっています。27日(土)は東日本日本海側で雪が降りますが、太平洋側は冬晴れとなるでしょう。
1月28日(日)9時の500hPa高度・渦度予想図を見ると、九州付近に気圧の谷が解析できます。また、850hPa気温予想図では、27日(土)と比べると寒気が後退しますが、850hPaで-6℃の寒気ラインは北陸付近にあり、東日本日本海側では28日(日)も雪が続くでしょう。西から近づく気圧の谷の影響を受けて、東日本太平洋側も28日(日)は雲が広がりやすく、午後は雪や雨の降る所がありそうです。
なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。
気象庁 最新天気図(外部リンク)
気象庁 最新天気予報(外部リンク)
※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図(外部リンク)を編集・加工して作成しております。
(執筆:気象予報士 ふくぴー)