【週末お天気コラム】前線が停滞し雲が広がりやすい3連休
気象予報士のふくぴーです。
3連休となる今週末の天気について、天気図を使って見ていきます。
まずは2月23日（金）9時の地上予想天気図です。
冬の空気と春の空気とを分ける前線が日本の南の海上に停滞し、北日本を中心に等圧線が縦じま模様で、冬型の気圧配置となるでしょう。
2月23日（金）9時の850hPa気温予想図では、850hPa（上空約1500m）で0℃以下の寒気が東日本を覆う予想になっています。23日（金）の東日本は前線に近い太平洋側ほど雲が広がりやすく、関東南部や東海地方を中心に平野部では雨が降り、850hPaでは0℃以下となることから、標高の高い所では雪が降るでしょう。
2月24日（土）9時の850hPa気温予想図を見ると、東日本では850hPaで0℃の寒気ラインが23日より南下することがわかります。冬の空気が勝って前線を押し下げる予想で、24日（土）の東日本は雲が多いながらも前線から離れた関東北部や新潟県・長野県を中心に晴れ間が出るでしょう。ただ、前線に近い伊豆半島など静岡県内では雲が広がって、24日（土）も23日（金）に続いて、雨や雪の降る所がありそうです。また、2月25日（日）は低気圧が日本の南の海上で発生して天気が崩れ、東日本は広い範囲で雨や雪が降るでしょう。
なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。
気象庁 最新天気図（外部リンク）
気象庁 最新天気予報（外部リンク）
※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図（外部リンク）を編集・加工して作成しております。
（執筆：気象予報士 ふくぴー）
