【週末お天気コラム】日本海側は大雪、太平洋側は冬晴れ
気象予報士のふくぴーです。
今週末の天気について、天気図を使って見ていきます。
まずは3月2日(土)9時の地上予想天気図です。
日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となるでしょう。
3月2日(土)9時の850hPa気温予想図では、850hPa(上空約1500m)で-6℃以下の平地で雪の降るレベルの寒気が東・西日本を覆う予想になっています。そして、北陸付近にはさらに強い850hPaで-12℃以下の寒気が予想されています。登山口ナビの週末お天気コラムで、850hPaで-12℃以下のこのレベルの寒気が登場するのは2023年12月22日以来で、真冬並みの強い寒気が流れ込むでしょう。3月2日(土)は、新潟県や長野県北部、群馬県北部、栃木県北部、福島県会津地方など日本海側を中心に大雪となる所がありそうです。また、北西の風が強まるため、ふぶきにも注意が必要です。一方、東日本太平洋側は冬晴れとなるでしょう。
3月3日(日)9時の850hPa気温予想図を見ると、850hPaで-6℃の寒気ラインが2日と比べると北上することがわかります。寒さのピークは過ぎますが、3日(日)も東日本の日本海側では雪が続くでしょう。一方、東日本太平洋側は3日も晴天に恵まれそうです。
なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。
気象庁 最新天気図(外部リンク)
気象庁 最新天気予報(外部リンク)
※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図(外部リンク)を編集・加工して作成しております。
(執筆:気象予報士 ふくぴー)