【週末お天気コラム】前線が停滞し梅雨のような空模様
気象予報士のふくぴーです。
今週末の天気について、天気図を使って見ていきます。
まずは3月23日（土）21時の850hPa相当温位予想図です。
850hPa相当温位予想図を見ると、相当温位の線が混んでいて、冬の空気と春の空気とを分ける前線が東・西日本付近に解析できます。
3月23日（土）21時の850hPa気温予想図では、850hPa（上空約1500m）で0℃の寒気ラインが東北付近にあることがわかります。前線の南側には春の空気が流れ込むため、ここ数日の冬が戻ってきたかのような強い寒気は後退する予想です。23日（土）の東日本は前線の影響で雲が広がり、傘の出番となるでしょう。関東北部や甲信では、雪の降る所がありそうです。
また、3月24日（日）もこの前線が停滞するため、東日本は日本海側で時折晴れ間が出るものの雲が広がりやすく、太平洋側を中心に雨が降るでしょう。
なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。
気象庁 最新天気図（外部リンク）
気象庁 最新天気予報（外部リンク）
※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図（外部リンク）を編集・加工して作成しております。
（執筆：気象予報士 ふくぴー）
