【週末お天気コラム】梅雨前線の影響で曇りや雨に
気象予報士のふくぴーです。
今週末の天気について、天気図を使って見ていきます。
まずは6月22日(土)21時の500hPa高度・渦度予想図です。
太平洋高気圧の勢力圏の目安となる500hPa=5880mの等高度線は、東・西日本のすぐ南の海上まで北上し、真夏が日本列島のすぐ近くまで来ていることがわかります。
6月22日(土)21時の850hPa(上空約1500m)相当温位予想図を見ると、太平洋高気圧の勢力圏の北で相当温位の線が混んでいて、空気の境目である梅雨前線が東・西日本付近に解析できます。梅雨前線が西から北上傾向にあるため、東日本では6月22日(土)・23日(日)ともに雲が広がりやすく、特に23日(日)の東日本は広く傘の出番となるでしょう。
なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。
気象庁 最新天気図(外部リンク)
気象庁 最新天気予報(外部リンク)
※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図(外部リンク)を編集・加工して作成しております。
(執筆:気象予報士 ふくぴー)