【週末お天気コラム】大気の不安定な状態が続き雷雨に注意
気象予報士のふくぴーです。
今週末の天気について、天気図を使って見ていきます。
まずは8月17日(土)9時の地上予想天気図です。
台風7号が日本の東の海上を進むでしょう。
8月17日(土)9時の850hPa(上空約1500m)相当温位予想図では、台風7号の影響で、関東周辺で風速の矢羽の数が多く、北よりの風の強い状態が午前を中心に続くでしょう。台風がしだいに離れるため、日中は雲が目立ちながらも晴れ間が出ますが、台風7号が残していった850hPa相当温位345K以上の暖かく湿った空気の影響で大気の状態が不安定となるため、雷雨に注意が必要です。
8月18日(日)9時の500hPa高度・渦度予想図を見ると、東・西日本で太平洋高気圧の勢力圏の目安となる500hPa高度=5880m以上の領域に覆われる予想です。8月18日(日)の東日本は台風一過の晴天になりますが、大気の不安定な状態が続くため、山沿いでは雷雨となる所があるでしょう。
なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。
気象庁 最新天気図(外部リンク)
気象庁 最新天気予報(外部リンク)
※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図(外部リンク)を編集・加工して作成しております。
(執筆:気象予報士 ふくぴー)