【週末お天気コラム】冬型の気圧配置、太平洋側は冬晴れ
気象予報士のふくぴーです。
今週末の天気について、天気図を使って見ていきます。
まずは11月23日(土)9時の地上予想天気図です。
日本付近は西高東低の冬型の気圧配置になるでしょう。
冬型の気圧配置となるため上空の寒気が強まり、11月23日(土)・24日(日)9時の850hPa気温予想図を見ると、平地で雪になる目安となる850hPa(上空約1500m)で-6℃以下の寒気が23日(土)9時に北海道に、24日(日)9時には東北まで南下することがわかります。また、標高の高い峠道で雪になるレベルの850hPaで0℃以下の寒気が本州や四国を覆うでしょう。
このため、群馬・新潟県境や長野・新潟県境など東日本日本海側の山沿いで23日(土)~24日(日)にかけて雪が降るでしょう。特に23日(土)は等圧線の間隔が狭く、北風が強まって、ふぶく所がありそうです。一方、東日本太平洋側は23日(土)・24日(日)ともに晴天になりますが、冬晴れの様相で、空気の乾燥が進むため、火の取り扱いに注意が必要です。
なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。
気象庁 最新天気図(外部リンク)
気象庁 最新天気予報(外部リンク)
※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図(外部リンク)を編集・加工して作成しております。
(執筆:気象予報士 ふくぴー)