【週末お天気コラム】冬型の気圧配置、寒気の流れ込み強まる
気象予報士のふくぴーです。
今週末の天気について、天気図を使って見ていきます。
まずは12月7日(土)9時の地上予想天気図です。
日本付近は西高東低の冬型の気圧配置になるでしょう。
12月7日(土)9時の850hPa気温予想図では、平地で雪になる目安となる850hPa(上空約1500m)で-6℃以下の寒気が北陸以北を、標高の高い峠道で雪になるレベルの850hPaで0℃以下の寒気が日本列島の広い範囲を覆う予想になっています。12月7日(土)は、長野県や新潟県では平地でも雪が降って、積雪となる所がありそうです。長野県北部では警報級の大雪となる可能性があり、12月6日(金)18時から7日(土)18時までの24時間に長野県北部の多い所で30cmの雪が降るでしょう。一方、12月7日(土)の東日本太平洋側は冬晴れとなりそうです。
12月8日(日)9時の850hPa気温予想図を見ると、7日(土)に引き続き平地で雪になる目安となる850hPaで-6℃以下の寒気が北陸以北を覆うことがわかります。12月8日(日)も東日本では長野県や新潟県を中心に雪が降るでしょう。また、12月8日(日)9時の500hPa高度・渦度予想図では、西日本付近に気圧の谷が解析できます。この上空の気圧の谷が東へと進むため、12月8日(日)の東日本太平洋側は冬晴れとなりますが、午後はにわか雨の所がありそうです。
なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。
気象庁 最新天気図(外部リンク)
気象庁 最新天気予報(外部リンク)
※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図(外部リンク)を編集・加工して作成しております。
(執筆:気象予報士 ふくぴー)