【週末お天気コラム】今週末も冬型の気圧配置が続く
気象予報士のふくぴーです。
今週末の天気について、天気図を使って見ていきます。
まずは12月14日(土)9時の地上予想天気図です。
低気圧が日本の東の海上に進み、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置になるでしょう。
12月14日(土)9時の850hPa気温予想図では、先週末と同様に、平地で雪になる目安となる850hPa(上空約1500m)で-6℃以下の寒気が北陸以北を、標高の高い峠道で雪になるレベルの850hPaで0℃以下の寒気が日本列島の広い範囲を覆う予想になっています。12月14日(土)の東日本は、長野県や新潟県を中心に、雪や雨が降るでしょう。群馬・新潟県境や長野・新潟県境など東日本日本海側の山沿いでは、大雪に注意が必要です。また、北西の風が強まるため、ふぶきとなる所があるでしょう。一方、12月14日(土)の東日本太平洋側は冬晴れとなりそうです。
12月15日(日)9時の850hPa気温予想図を見ると、西回りで寒気が流れ込み、850hPaで-6℃以下の寒気ラインが西日本にかかることがわかります。また、850hPaで0℃以下の寒気が14日(土)に続いて、日本列島の広い範囲を覆うでしょう。12月15日(日)も東日本では長野県や新潟県など日本海側を中心に雪や雨が降りそうです。東日本太平洋側は12月15日(日)も冬晴れが続くでしょう。
なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。
気象庁 最新天気図(外部リンク)
気象庁 最新天気予報(外部リンク)
※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図(外部リンク)を編集・加工して作成しております。
(執筆:気象予報士 ふくぴー)