【週末お天気コラム】土日は太平洋側でも一部で雨の可能性|登山口の駐車場情報、マイカー登山のことなら登山口ナビ

【週末お天気コラム】土日は太平洋側でも一部で雨の可能性

   

気象予報士のふくぴーです。

今週末の天気について、天気図を使って見ていきます。
まずは12月21日(土)9時の地上予想天気図です。

お天気コラム 2024年12月21日9時 地上予想天気図【登山口ナビ】

低気圧が東北付近を進むでしょう。

お天気コラム 2024年12月21日9時 850hPa気温予想図【登山口ナビ】

12月21日(土)9時の850hPa気温予想図では、東北付近を進む低気圧に向かって南風が吹くため、先週末と比べると寒気が後退し、平地で雪になる目安となる850hPa(上空約1500m)で-6℃以下の寒気が北海道以北を、標高の高い峠道で雪になるレベルの850hPaで0℃以下の寒気が東・西日本の日本海側より北を覆う予想になっています。12月21日(土)の東日本は、低気圧に近い日本海側で朝から雨や雪が降るでしょう。長野・新潟県境や群馬・新潟県境などの山沿いを中心に雪になりますが、平地では雨が主体になりそうです。東日本太平洋側は、午前中は晴れ間が出ますが、天気は下り坂となり、午後は雨が降るでしょう。

お天気コラム 2024年12月22日9時 地上予想天気図【登山口ナビ】

12月22日(日)9時の地上予想天気図では、低気圧が日本の東の海上に進んで、冬型の気圧配置が強まるでしょう。

お天気コラム 2024年12月22日9時 850hPa気温予想図【登山口ナビ】

12月22日(日)9時の850hPa気温予想図を見ると、上空の寒気が強まり、850hPaで-6℃以下の寒気ラインが本州付近まで南下することがわかります。また、850hPaで0℃以下の寒気が日本列島の広い範囲を覆うでしょう。12月22日(日)の東日本は日本海側を中心に平地でも雪が降り、警報級の大雪となる可能性があります。また、北西の風が強まってふぶき、暴風雪となるおそれがあります。一方、太平洋側は冬晴れとなりますが、22日(日)午後は関東南部でも雨雲や雪雲が発生し、丹沢や箱根・房総半島で一時的に雨や雪の降る所がありそうです。

なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。

 気象庁 最新天気図(外部リンク)
 気象庁 最新天気予報(外部リンク)

※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図(外部リンク)を編集・加工して作成しております。

(執筆:気象予報士 ふくぴー)

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