【週末お天気コラム】日曜は気圧の谷の影響で太平洋側で雨や雪
気象予報士のふくぴーです。
今週末の天気について、天気図を使って見ていきます。
まずは1月18日(土)9時の地上予想天気図です。
西から高気圧が張り出し、冬型の気圧配置がゆるむでしょう。
1月18日(土)9時の850hPa気温予想図では、東・北日本で寒気の影響が残り、平地で雪になる目安となる850hPa(上空約1500m)で-6℃以下の寒気が関東北部や北陸以北を覆うでしょう。このため、1月18日(土)の東日本太平洋側は冬晴れが続きそうです。東日本の日本海側は、群馬・新潟県境や長野・新潟県境などの山沿いで18日(土)午前中は雪が降りますが、しだいに天気は回復し、午後は晴れ間が出るでしょう。
1月19日(日)9時の500hPa高度・渦度予想図では、黄海や東シナ海に気圧の谷が解析できます。
1月19日(日)9時の850hPa気温予想図を見ると、平地で雪になる目安となる850hPaで-6℃の寒気ラインが北海道に北上し、寒気が後退することがわかります。1月19日(日)の東日本は気圧の谷の影響で、太平洋側で雲が広がり、平地では雨が降るでしょう。18日と比べると寒気が後退しますが、標高の高い峠道で雪になるレベルの850hPaで0℃以下の寒気が関東南部を含めて日本列島の広い範囲を覆うため、箱根など標高の高い所では雪が降りそうです。一方、東日本の日本海側は、19日(日)は晴れるでしょう。
なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。
気象庁 最新天気図(外部リンク)
気象庁 最新天気予報(外部リンク)
※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図(外部リンク)を編集・加工して作成しております。
(執筆:気象予報士 ふくぴー)