【週末お天気コラム】西寄りの高気圧、東日本の山沿いは雷雨も
気象予報士のふくぴーです。
今週末の天気について、天気図を使って見ていきます。
7月5日(土)9時の500hPa高度・渦度予想図では、太平洋高気圧の勢力圏の目安となる500hPa=5880m以上の領域は中国大陸~西日本付近に予想されており、高気圧の中心が通常の夏と比べると西に偏るでしょう。また、日本の東の海上には気圧の谷が解析できます。高気圧にしっかりと覆われずに上空の気圧の谷の影響も受けるため、7月5日(土)の東日本は晴れ間が出ますが、山沿いでは雷雨となる所がありそうです。
7月6日(日)9時の500hPa高度・渦度予想図を見ると、太平洋高気圧の勢力圏の目安となる500hPa=5880m以上の領域は、5日(土)に続いて中国大陸~西日本付近に予想されていることがわかります。7月5日(土)と気圧配置に大きな変化はなく、7月6日(日)の東日本は晴れますが、山沿いを中心に雷雨に注意が必要です。
なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。
気象庁 最新天気図(外部リンク)
気象庁 最新天気予報(外部リンク)
※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図(外部リンク)を編集・加工して作成しております。
(執筆:気象予報士 ふくぴー)