袈裟丸山(郡界尾根~後袈裟~奥袈裟)登山口コースガイド
皇海山の南にある袈裟丸山(1961m)を、 郡界尾根登山口から後袈裟丸山を経て奥袈裟丸山の奥にある最高峰を目指すコースガイドです。後袈裟丸山から先については入山者も少なく、一部は笹薮やシャクナゲの灌木漕ぎを要する中級者以上向きのルートです。
【標準コースタイム:登り5時間00分 / 下り3時間50分】
北関東道の伊勢崎インターチェンジから国道122号線方面へ向かい、わたらせ渓谷鐡道の小中駅付近より大滝方面へ左折、最奥部の集落先にある分岐で小中新地林道方面へ進みます。
林道は郡界尾根登山口まで全線舗装されていますが、大滝より先は落石も多く通行止になることも多いので注意が必要です。
登山口から稜線までは階段の登山道が続きます。
稜線に出ると八重樺原の標識があり、綺麗な林相の中になだらかな道が続くようになります。
1415mのピークを過ぎて崩落地上部に出ると前袈裟丸山や後袈裟丸山、関東平野の展望が開けます。
なだらかなアップダウンが続き、つつじ岩の石柱を過ぎてシャクナゲが見られるようになります。
登山口から1時間30分ほどで両側から沢の音が聞こえるようになると石祠があります。
石祠を過ぎると急登が続くようになります。
途中の木間からは赤城山を見ることができます。
右手に前袈裟丸山と八反張を見下ろし、後袈裟丸山の山頂手前で進路を東へ変えると南北に視界が開ける岩の上(古い16/20標識あり)から目指す奥袈裟丸山までの並び、燧ヶ岳や武尊山、天気がよければ富士山まで見ることもできます。
ひと登りすると石祠から1時間30分ほどで後袈裟丸山の山頂です。
後袈裟丸山を後にするとシャクナゲなどの灌木が茂る急峻な道を下ります。
途中で前方に皇海山、右手には関東平野を見渡せる最後の展望スポットがあります。
中袈裟丸山との鞍部付近は笹薮となり、場所によっては腰まであるヤブ漕ぎとなるため踏み跡を外さないよう注意が必要です。
登り返しとなり笹薮が薄くなると中袈裟丸山の狭い山頂です。
山頂のすぐ先では皇海山方面の眺望が再び開けます。
続く鞍部に向かって笹薮が再び濃くなります。
登り返し付近は踏み跡が分かれ迷いやすい箇所もあるので注意が必要です。
倒木も多く歩きづらい箇所が続きます。
奥袈裟丸山の手前のピーク付近で石柱を通過します。
灌木の茂みを下り切れ落ちた谷脇を過ぎた先でいよいよ奥袈裟丸山のピークが見えてきます。
西側へ下った後、登り返すと後袈裟丸山から1時間45分ほどで奥袈裟丸山の山頂です。
(※山と高原地図では1時間15分とありますが、往路はそれ以上に時間を要します)
最高峰への踏み跡を辿ると、すぐにシャクナゲなど灌木の猛烈な茂みの中を進みます。
最高峰の岩壁を見ながら下ると、鞍部で再び切れ落ちた谷脇を通過します。
登り返すと奥袈裟丸山の山頂から15分ほどで袈裟丸山の最高峰です。
振り返ると奥袈裟丸山から後袈裟丸山の並びを見ることができます。
◆袈裟丸山(郡界尾根~後袈裟~奥袈裟)の登山口駐車場情報
郡界尾根登山口
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