【週末お天気コラム】季節外れの前線の影響で日曜は下り坂
気象予報士の福ちゃんです。
今週末の天気について、季節外れの前線が顕著に表れているので、12月21日(土)午前9時の850hPa相当温位予想図を使って見ていきます。
日本の南海上には秋の空気と冬の空気がせめぎ合う相当温位線の集中帯が表現されており、前線が本州の南岸に停滞します。21日(土)はまだ南海上離れたところに位置していますが、22日(日)には前線が北上する予想で、太平洋側を中心に日曜日は天気が崩れる予想です。
850hPa(上空約1,500m)の気温は関東地方付近で850hPa/0℃のラインがかかるかどうかといったところで、平野部で雪となる-3℃線はかからず、平野部では日曜日に降るものは雨となる見込みです。標高約1,000m以上では関東南部太平洋側、丹沢などの山域でも雪になる可能性がありますので、特に22日(日)は注意が必要です。
なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。
気象庁 最新天気図(外部リンク)
気象庁 最新天気予報(外部リンク)
※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図(外部リンク)を編集・加工して作成しております。
(執筆:気象予報士 福ちゃん)