【週末お天気コラム】太平洋側は晴れ間、日本海側は曇りか雨
気象予報士のふくぴーです。
今週は10月18日(火)に北海道・手稲山で、10月20日(木)に山形・月山で初冠雪の発表があり、着実に秋が深まっています。
今週末の天気について、高層天気図を使って見ていきます。
まずは10月22日(土)9時の地上の予想天気図です。
地上の予想天気図を見ると、北海道に寒冷前線がかかっていますが、東・西日本は帯状に広がる高気圧に覆われて、天気の崩れがなさそうに見えます。
しかし、850hPa相当温位予想図を見ると、地上の予想天気図に表現されている北海道付近の前線だけでなく、相当温位の線が混んでいるところが日本海と南西諸島に見受けられ、それぞれ前線が解析できます。この影響で、10月22日(土)は東日本では日本海側ほど雲が広がりやすく、雨の降る所があるでしょう。
10月23日(日)9時の500hPa高度・渦度予想図を見ると、日本海に気圧の谷が進んできます。この影響で、前線の活動が活発になり、日本海側ではくもりや雨の天気が続くでしょう。
なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。
気象庁 最新天気図(外部リンク)
気象庁 最新天気予報(外部リンク)
※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図(外部リンク)を編集・加工して作成しております。
(執筆:気象予報士 ふくぴー)