【週末お天気コラム】日曜は東日本の太平洋側で荒天の恐れ
気象予報士のふくぴーです。
11月16日(火)に盛岡で初雪の観測がありました。本州の気象台で今季初めて初雪を観測し、冬が近づいてきています。
今週末の天気について、天気図を使って見ていきます。
まずは11月19日(土)9時の地上予想天気図です。
沿海州に中心を持つ高気圧に覆われ、11月19日(土)は東北~中国地方で晴れて、行楽日和となる所が多いでしょう。
11月19日(土)9時の850hPa相当温位予想図を見ると、気象庁が地上予想天気図でも解析している日本の南の海上の停滞前線以外に、相当温位の線の混んでいる所が北陸にあり、前線が解析できます。この影響で、11月19日(土)は北陸で雲が広がりやすく、午前中は雨の降る所があるでしょう。また、九州南部や奄美地方では、大雨に注意が必要です。
11月20日(日)9時の500hPa高度・渦度予想図を見ると、西から気圧の谷が近づいてきます。これに対応して、日本の南の海上の前線上に低気圧が発生して、東へ進むでしょう。このため、東・西日本の広い範囲で天気が崩れ、雨が降りそうです。特に、東日本の太平洋側を中心に荒れた天気となる所があるでしょう。週末のお出かけは11月20日(日)より11月19日(土)がおすすめです。
なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。
気象庁 最新天気図(外部リンク)
気象庁 最新天気予報(外部リンク)
※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図(外部リンク)を編集・加工して作成しております。
(執筆:気象予報士 ふくぴー)