【週末お天気コラム】土曜は冬型の気圧配置が緩んで晴天
気象予報士のふくぴーです。
12月1日（木）に大分県の由布岳で、今シーズン九州で初となる初冠雪を観測し、西日本の山々からも初冠雪の便りが届いています。
今週末の天気について、天気図を使って見ていきます。
まずは12月3日（土）9時の地上予想天気図です。
北日本に低気圧が近づき、北海道や東北では雨や雪の降る所が多いでしょう。一方、東・西日本は高気圧に覆われるため、冬型の気圧配置がゆるんで、広い範囲で晴天に恵まれそうです。お出かけは12月3日（土）がおすすめです。
12月4日（日）9時の500hPa高度・渦度予想図を見ると、上空の気圧の谷の影響を受けて、日本列島は広い範囲で天気が崩れるでしょう。
12月4日（日）9時の850hPa気温予想図を見ると、850hPa（上空約1500m）で-6℃の平地で雪になる目安の寒気ラインが東北北部にかかっています。北海道や東北北部では、平野部で雪が降り、大雪となる所があるでしょう。また、850hPaで0℃の気温のラインが東北南部や東・西日本の日本海側にかかり、標高の高い峠道では雪が降る予想です。冬タイヤへの交換など、雪に対する備えが必要です。
なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。
気象庁 最新天気図（外部リンク）
気象庁 最新天気予報（外部リンク）
※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図（外部リンク）を編集・加工して作成しております。
（執筆：気象予報士 ふくぴー）
