【週末お天気コラム】東日本はすっきりしない空模様
気象予報士のふくぴーです。
今週末の天気について、天気図を使って見ていきます。
まずは9月30日(土)9時の500hPa高度・渦度予想図です。
朝鮮半島付近に気圧の谷があり、西から気圧の谷が進んできます。
9月30日(土)9時の850hPa相当温位予想図を見ると、850hPa相当温位315Kの線周辺で、相当温位の線が混んでいて、空気の境目である前線が解析できます。気圧の谷の影響で30日(土)の東日本は雲が広がりやすく、すっきりしない空模様となるでしょう。特に、日本海を東進する前線が通過するタイミングで大気の状態が不安定となり、急な強い雨や落雷に注意が必要です。
10月1日(日)21時の500hPa高度・渦度予想図では、上空の気圧の谷が日本海にあることがわかります。10月1日(日)も気圧の谷の影響を受けるため、東日本は雲の多い天気となるでしょう。北日本を中心に西高東低の気圧配置となるため、日本海側で雨が降りやすくなりそうです。
なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。
気象庁 最新天気図(外部リンク)
気象庁 最新天気予報(外部リンク)
※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図(外部リンク)を編集・加工して作成しております。
(執筆:気象予報士 ふくぴー)