地図扇子第4弾 槍や穂高など人気の山が7月30日に発売|登山口の駐車場情報、マイカー登山のことなら登山口ナビ

地図扇子第4弾 槍や穂高など人気の山が7月30日に発売

      2018/07/26

日本地図センターが旧版となった廃地形図を利用して「地図扇子」を製作、第4弾が2018年7月30日に発売となります。
昨年は「穂高岳」や「浅間山」「宮之浦岳」など計9種類が発売されすぐに完売となりましたが、今回は人気の高い北アルプス・南アルプス・八ヶ岳エリアより「槍ヶ岳」「穂高岳」「八ヶ岳西部」「八ヶ岳東部」「仙丈ヶ岳」「鳳凰山」の6種類となっています。
扇形の限られた中で地図ごとの見どころを取り入れるよう工夫して作成されており、特に今回は山岳展望にもこだわって図取りを行っているとのことです。

ご注文などに関する詳細は 地図センター オンラインショップ(外部リンク)をご覧ください。
(※当サイトから注文いただくことはできませんのでご了承ください)

【仕様】
・長さ:約21cm
・重さ:23g
・材質:扇面(地紙)地図用紙、骨(親骨・中骨)竹製
・価格:各864円(税込)

【商品】
●槍ヶ岳
日本地図センター地図扇子 槍ヶ岳【登山口ナビ】
図の左側には、槍ヶ岳を中心に東西南北の稜線が描かれています。北鎌尾根、西鎌尾根の注記があります。南は大喰岳、中岳まで出ています。東鎌尾根の注記は残念ながらカットされています。右側は、大天井岳から常念岳まで綺麗に入っています。絶妙の図取りと自画自賛しています。大天井岳からは表銀座コースの一部が赤岩岳の手前まで描かれています。東鎌尾根までつなぐことができないのはいかんともしがたいところです。喜作新道の注記があるのでご容赦ください。

●穂高岳
日本地図センター地図扇子 穂高岳【登山口ナビ】
穂高岳の各ピークは皆入っています。北穂高岳、奥穂高岳、前穂高岳、西穂高岳です。東側は蝶ヶ岳がギリギリですが入っています。奥穂高岳に登る一般的なコースである横尾から涸沢のルートが綺麗に収まっています。これがあれば左団扇で・・・というわけにはいきませんが、涼をとるだけでなく、文字通りルートの確認という実用的に役立つ図取りになっています。岳沢からのルートもよくわかります。

●八ヶ岳西部
日本地図センター地図扇子 八ヶ岳西部【登山口ナビ】
八ヶ岳の主峰があるのがこの図幅です。北から硫黄岳、横岳、赤岳、阿弥陀岳、権現岳、編笠山などがあります。しかし、図の右側に寄っているため、図取りはこれが限界でした。権現岳がギリギリ覗いています。行者小屋から上に赤岳鉱泉(ここには記載なし)に通じる登山道が走っています。美濃戸方面に向かう登山道は、阿弥陀岳の御小屋尾根(注記なし)を含めしっかり描かれています。建物は総描されていないので、図の左側の別荘地の建物(赤の点在)が特徴的な表現になっています。

●八ヶ岳東部
日本地図センター地図扇子 八ヶ岳東部【登山口ナビ】
この図幅には八ヶ岳の山頂は入っていません。従ってこの図にも山に関しては、県境尾根と真教寺尾根(ここには記載なし)の一部と牛首山の注記がある程度です。しかし、鉄道マニアには見逃せない内容があります。鉄道最高地点(小海線)が入っているからです。また野辺山駅もあります。中央部の等高線間隔から、伸びやかな八ヶ岳の裾野を思い浮かべることもできるでしょう。

●仙丈ヶ岳
日本地図センター地図扇子 仙丈ヶ岳【登山口ナビ】
図名になっている仙丈ヶ岳の名称は地図上には3つあります。仙丈ヶ岳、大仙丈ヶ岳、小仙丈ヶ岳です。3つとも表示してあります。この図には、実は大きな特徴があります。真北を上にするのではなく少し西に振っているのです。その理由は、右下をご覧ください。日本第2の高峰北岳を入れるためです。北岳は2004年に現地計測により標高が改訂され3192mから3193mになりました(測定点)。三角点は四捨五入すると3192mだったのですが、2014年に三角点標高の改訂を行い、3192.52mになりました。地形図には3192.5と記されています。なお、現地の説明盤は設置が2006年なので「三等三角点「白根岳」標高3192m」と記してあります。

●鳳凰山
日本地図センター地図扇子 鳳凰山【登山口ナビ】
図名にふさわしく、鳳凰山(地蔵ヶ岳、観音岳、薬師ヶ岳)が中央に来る図取りになっています。この図幅の中央に鳳凰山があるので自然にこのようになります。地蔵ヶ岳から甲斐駒ヶ岳を結ぶ早川尾根はごく一部が見えています(高嶺など)。右下は千頭星山です。左側は、野呂川が斜めに走っています。広河原から大樺沢を上流部までたどることができます。白根御池小屋も出ています。

 - ブログ

Amazon 登山・クライミング用品
山と高原地図(昭文社)