黒斑山(表コース・中コース) 登山口コースガイド
2019/02/19
浅間山の外輪山で最も標高の高い黒斑山(2404m)を、チェリーパークラインの車坂峠まで車で上がり、トーミの頭を経由する表コース・中コースで登る最もポピュラーなコースガイドです。稜線上は浅間山のビュースポットが続き、天気が良ければ北アルプスの稜線や八ヶ岳越しに甲斐駒ヶ岳なども見ることができます。蛇骨岳から裏コースを経て周回することも可能です。
【標準コースタイム:登り2時間00分 / 下り1時間35分】
<表コース>
小諸市よりチェリーパークラインを進むと車坂峠の高峰高原ビジターセンター裏に駐車場が整備されています。表コースの登山口はビジターセンター正面口前の長野県と群馬県の県境にあります。
しばらくはなだらかな登山道が続きます。
車坂山のピークを過ぎて笹原の鞍部へ下るとガレた登り返しとなります。
程なくして開けた場所に出て正面に八ヶ岳を、右手には篭ノ登山や三方ガ峰とその背後に北アルプスの稜線を望むことができます。
ガレ場を過ぎると樹林帯の中のなだらかな道となり、やがて土の流れた歩きづらい階段が続きます。
槍ヶ鞘の手前には避難小屋があります。
槍ヶ鞘のピークに出ると目の前に浅間山が現れます。
左手には黒斑山の斜面越しに北アルプスを見ることができます。
ピークから一旦下ると中コースとの分岐があります。
崖脇の急坂を登りきれば、登山口から1時間40分ほどでトーミの頭です。
頂上からは黒斑山から蛇骨岳や仙人岳などの外輪の山々、浅間山と湯ノ平高原、剣ヶ峰の奥に奥秩父の山々(金峰山の奥には富士山)、八ヶ岳と右手に中央アルプス、さらに御嶽山から北アルプス南部の山を一望できます。
トーミの頭からすぐに草すべりの分岐があり、黒斑山へ樹林帯の登りとなります。
途中で崖側にコースが分岐しており、トーミの頭が見渡せます。
20分ほどで火山ガスの計測器脇を過ぎると黒斑山の山頂です。
山頂からは蛇骨岳や仙人岳越しに尾瀬や日光の山々を望むことができ、浅間山の右手には妙義山の険しい岩峰や八ヶ岳の奥には甲斐駒ヶ岳や仙丈ケ岳も見ることができます。
<中コース>
中コース・裏コースの登山口はビジターセンターの脇付近にあります。
なだらかな道を進むと裏コースと分岐し、砂地の斜面上から笹原の登り坂となります。
岩が転がる道となりガレ場で視界が開けると、三方ガ峰とその背後に北アルプスの稜線を見渡すことができます。
針葉樹林帯の中の深くえぐれた一本道の登り坂がしばらく続きます。
やがて傾斜がなだらかになり、登山口から1時間20分ほどで表コースとの分岐に出ます。
◆黒斑山(表コース・中コース)の登山口駐車場情報
車坂峠
高峰高原ホテル
◆登山口ナビでは、黒斑山(表コース・中コース)のガイドも承っています。
詳細は登山口ガイド受付ページをご覧ください。
<その他の登山口コースガイド>