七面山(表参道~希望峰)登山口コースガイド
2025/01/03
古くからの信仰の山で二百名山の一つでもある七面山(1989m)を、麓の羽衣から表参道で登り、山頂の南方にある展望地の希望峰まで往復するコースガイドです。参道は整備されて歩きやすく敬慎院前からは富士山の展望が開けている他、希望峰からは南アルプス南部の山々を目の前に望むことができます。
【標準コースタイム:登り5時間05分 / 下り3時間25分】
国道52号から南アルプス街道を進み、早川町役場の手前にある南アルプスプラザで左折して春木川沿いを進むと奥部に登山者用駐車場と登山口となる山門があります。
階段が続く参道には山門の元丁目から敬慎院の五十丁目まで石灯籠が建っています。
程なく二丁目となる神力坊を通過します。
ところどころにベンチの休憩スポットが用意された杉の大木の急斜面を折り返しながら登ります。
山門から1時間ほどで十三丁目となる肝心坊です。
落葉樹林の混在する尾根道を進みます。
肝心坊から35分ほどで二十三丁目となる中適坊です。
中適坊を過ぎると路上に岩が目立つようになります。
二十八丁目を過ぎてしばらくトラバース気味に進むと参道上では唯一となる展望地から甲府盆地の奥に奥秩父の山並みを見ることができます。
再び折り返しながらの登りとなり、中適坊から1時間5分ほどで三十六丁目となる晴雲坊です。
落葉樹林が多くなり、樹林の合間から稜線も見えるようになります。
四十一丁目を過ぎると崩落地を避けて木階段から仮設道を進みます。
いよいよ左手に山頂が見えるようになると四十六丁目に和光門があります。
直線的に坂を登り詰めると鐘楼があります。
左に折れて晴雲坊から1時間ほどで四十九丁目となる随身門の前に出て、富士山から奥秩父まで展望が広がります。
山頂へは随身門をくぐらず左手に進み、荷揚げ用ケーブルカーの山頂駅前の広場を突っ切ります。
モノレールの下をくぐり、カラマツ林のなだらかな道を進みます。
大崩れ(ナナイタガレ)の展望地で右へ直角に折れます。
急斜面を登り上げると大崩れの上部に出て、富士山から駿河湾まで展望が開けます。
最後はなだらかな稜線を進むと随身門から1時間ほどで七面山の三角点のある山頂です。
山頂は樹林に囲まれ展望はありません。
希望峰方面へわずかに下ると、最高点ピークに向けて踏み跡が分岐します。
最高点のピークも展望はありませんが、小さなプレートが掛けられています。
最高点分岐から下ると窪地(三ノ池)の脇を通り、稜線上を登り返します。
三角点の山頂から25分ほどで西側の展望が開けた希望峰のピーク(1980m)に至ります。
◆七面山(表参道~希望峰)の登山口駐車場情報
羽衣
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