【週末お天気コラム】前線や気圧の谷の影響で曇りや雨
気象予報士のふくぴーです。
今週末の天気について、天気図を使って見ていきます。
5月24日（土）9時の850hPa（上空約1500m）相当温位予想図を見ると、相当温位の線が混んでいて、空気の境目である前線が日本付近に3本解析できます。特に前線の活動が活発になるのは、850hPa相当温位345Kを上回る高温多湿な空気が南から流れ込む東シナ海～九州付近にのびる前線になりそうです。これらの前線の影響で、5月24日（土）の東日本は雲が広がり、午後を中心に雨が降るでしょう。
5月25日（日）9時の500hPa高度・渦度予想図では、日本海に気圧の谷が予想されています。この気圧の谷の影響を受けて、5月25日（日）の東日本は、くもりや雨の天気になるでしょう。
なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。
気象庁 最新天気図（外部リンク）
気象庁 最新天気予報（外部リンク）
※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図（外部リンク）を編集・加工して作成しております。
（執筆：気象予報士 ふくぴー）
