八海山(阿寺山~五龍岳~入道岳)登山口コースガイド
2023/09/12
越後三山の一つ八海山の最高峰となる入道岳(1778m)を、広堀橋から阿寺山・五龍岳を縦走するコースです。距離が長いうえ登山者が少なく歩きづらい箇所もありますが、池塘と越後三山の眺望を楽しめるルートです。
【標準コースタイム:登り7時間15分 / 下り5時間25分】
関越道の六日町インターチェンジより八海山ロープウェイ・スキー場へ向かう途中で広堀川の右岸沿いの道を進むと、左岸へ渡る広堀川橋の先に駐車スペースがあります(300mほど先の舗装路の終点にも数台の駐車余地があります)。
阿寺山を正面に見ながら未舗装の亜鉛鉱山跡へ続く林道を進むと、駐車地点から30分ほどの右ヘアピンカーブが入山口となります。
大きな石の転がる広堀川の河原沿いを進み支流を跨ぎます。
護岸壁の残骸上を進み、水流の速い鉱山の排水路を跨ぎます。
ジャバミ沢出合で沢を渡渉し、沢沿いを進むとすぐに左岸へ渡ります。
大岩を越えて再びジャバミ沢の右岸へ渡ると登山道となります。
入山口から40分ほどで龍神碑がある広場です。
龍神碑の先で左側の支流を跨ぎジャバミ沢の右岸側の高巻き道を進みます。
岩の多い急登となりススキが広がると麓の視界がわずかに開けます。
龍神碑から40分ほどで沢と合流するジャバミ清水です。
沢沿いをわずかに登ると登山道は左手に分かれます。(取付きは踏み跡が浅いため注意)
次第に沢から離れて淡々と登り進みます。
立派なブナ林を過ぎると下草が茂り登山道を覆う箇所も増えてくるため、目印のテープや踏み跡を忠実に辿ります。
水流で土が深くえぐれた急登箇所を過ぎ、さらに登り詰めると阿寺山山頂手前で視界が開けます。
最後はなだらかな道となり、ジャバミ清水から2時間30分ほどで阿寺山の山頂標があります。
山頂標のすぐ先で背後に中ノ岳を望む池塘のある草原につき当たり、右に進むと10分ほどで三角点のある阿寺山の狭い山頂です。
分岐に戻り八海山・入道岳を正面に苗場ノ池の脇を通過します。
五竜岳までは踏み跡ははっきりしていますが、登山道の刈り払いなどはあまり行われていません。
樹林帯の中を進むと再び視界が開け、三ノ池の奥に中ノ岳や越後駒ヶ岳も見渡せるようになります。
樹林帯の中を下ると八海山の全容を望むことができ、入道岳の右側に五龍岳の角のような山頂が見えています。
小さな沢を渡ると笹薮漕ぎとなります。
阿寺山の分岐から40分ほどで石碑のある神生ノ池です。
湿地帯を過ぎてなだらかなアップダウンが続きます。
鞍部で右と左にそれぞれ池塘(一ノ池)を通過します。
五龍岳に向けて登り詰めていくと山頂の直下に五龍ノ池があり、脇には鐘が置かれています。
神生ノ池から1時間10分ほどで中ノ岳方面の稜線分岐となる五龍岳山頂です。
(ピークは中ノ岳方面へわずかに登ります)
振り返ると阿寺山の稜線の奥に巻機山、眼下には水無川渓谷奥部のデトノアイソメを見ることができます。
根が張り歩きづらいなだらかな区間を経て、入道岳に向けて急登が続くようになります。
ガレ場を経て草付きの急坂を登り上げると五龍岳から1時間ほどで入道岳(九ヶ岳)の山頂です。
山頂からは八海山の八ツ峰や五龍岳から阿寺山や中ノ岳方面の稜線を見渡します。
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