櫛形山(池の茶屋林道口~アヤメ平周回)登山口コースガイド
2024/11/13
二百名山の一つで南アルプス前衛の櫛形山(2052.2m)を、池の茶屋林道終点の登山口から北岳展望デッキ・アヤメ平を経て裸山と奥仙重のピークを巡るコースガイドです。展望が開ける箇所は限られますが、アヤメ平や裸山山頂直下の花畑や稜線上の原生林の巨木などが魅力のルートです。
【標準コースタイム:登り2時間50分 / 下り1時間40分】
富士川町役場のある増穂市街から県道413号線を経て、丸山林道・池の茶屋林道を進むと林道の終点に整備された駐車場があります。池の茶屋林道は例年5月中旬まで冬期閉鎖となります。
駐車場手前のトレッキングコース入口より、はじめは大きく折り返す非常になだらかな遊歩道を進みます。
30分ほどで東屋のある北岳展望デッキです。
北岳と鳳凰三山を目の前に見ることができます。
シダ類の茂るなだらかなアップダウンが続き、展望デッキから20分ほどの小高いピークにベンチの設置された休憩ポイントがあります。
休憩ポイントは手前の分岐から巻くことも可能です。
もみじ沢に向かってしばらく下りが続きます。
一部に階段も整備された斜面を下っていくと20分ほどでコース中で最も標高が低い(1720m)もみじ沢です。
もみじ沢から再び登りに転じます。
もみじ沢から40分ほど、右手の尾根筋との合流点が裸山のコルとなります。
しばらくなだらかなアップダウンが続きます。
ところどころで木間から鳳凰山が覗きます。
左手に植生保護柵が見えて間もなくゲートがあるので開閉してアヤメ平の園地内へ入ります。
花畑の広がる木道を進むと裸山のコルから40分ほどでアヤメ平の分岐です。
分岐には櫛形山避難小屋があります。
ゲートを出て櫛形山方面へ登るとすぐに原生林コース/ほこら・キャンプ場方面の分岐があります。
分岐からなだらかな道を進むとアヤメ平から20分ほどで裸山山頂直下の花畑に出ます。
右もしくは直進の道をわずかに登ると裸山の山頂です。
山頂の一部は樹林が開かれて櫛形山の稜線上に富士山や南アルプスの山々を見ることができます。
平坦な道を進むと10分ほどで原生林コースと合流します。
樹齢300年とされる貫禄のあるカラマツが生えています。
<原生林コース>
原生林コースを進むとすぐに開けた斜面から奥秩父山塊や大菩薩連嶺を一望します。
なだらかなアップダウンを経て、ほこら・キャンプ場方面との分岐を右に折れると直下で裸山からのコースと合流します。
立て続けにゲートをくぐり、さらに平坦路が続きます。
伊奈ヶ湖方面の分岐があるので右へと進みます。
緩やかに登るとバラボタン平です。
裸山から35分ほどで再び伊奈ヶ湖方面の分岐があります。
小ピークをやや左から巻くように進み、バラボタン平から15分ほどなだらかに登り上げると、櫛形山の山頂標があるピークです。樹林の隙間から富士山が覗きます。
ピークからベンチの設置された鞍部へ下り、再び登り返すと20分ほどで最高地点となる三角点がある奥仙重の山頂です。
奥仙重からなだらかに下ると、すぐに防火帯の尾根を右に折れます。
再び広いなだらかな稜線を下ります。
ゲートを3回くぐると標高2003mの肩付近で富士山を見ることができます。
西寄りに進路を変えて急斜面に出ると、南アルプスを一望する展望台があります。
九十九折れの急斜面を下ります。
再びゲートをくぐるとほこらキャンプ場からの巻き道と合流、稜線から外れて右手へと下ります。
奥仙重の山頂から30分ほど、ゲートをくぐると程なく駐車場に併設された休憩舎の裏手に出ます。
◆櫛形山(池の茶屋林道口~アヤメ平周回)の登山口駐車場情報
池の茶屋口
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詳細は登山口ガイド受付ページをご覧ください。
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