笠取山(作場平~一休坂)登山口コースガイド
2022/11/23
多摩川・荒川・富士川の分水嶺となる奥秩父の笠取山(1953m)を、一ノ瀬高原の作場平登山口から一休坂経由で登り多摩川源頭の水干を周る最もポピュラーなコースガイドです。東京都水源林の水干ゾーンとしてよく整備されて山頂からの展望も良く、ヤブ沢峠コースと周回することが可能です。
【標準コースタイム:登り2時間55分 / 下り2時間10分】
作場平は国道411号線(青梅街道)と一ノ瀬高原を結ぶ一ノ瀬林道の途中にあります。
登山口は一之瀬川を挟んだ駐車場の反対側にあります。
東京都水道局が管理するよく整備された沢沿いのなだらかな登山道から始まります。
ベンチを過ぎて沢から高度を上げると登山口から35分ほどで一休坂分岐です。
尾根に出ると程なく中段林道と交差する一休十文字を通過します。
広いなだらかな尾根を経てやや右側を巻くように進みます。
折り返して尾根を回り込み左側をトラバースするように進むと沢沿いに出ます。
沢を跨ぎながらしばらく進むと左側の斜面を高巻きますが(旧道は沢沿い)、沢の分岐点で左岸側へと再び渡ります。
沢の分岐には水場があります。
右の沢沿いをわずかに登ると一休坂分岐から1時間20分ほどで笠取小屋です。
笠取小屋からはなだらかな稜線上の整備された木道を進みます。
1832mピーク付近では樹林越しに富士山や乾徳山の左側に南アルプスが覗きます。
笠取小屋から15分ほどで雁峠分岐です。
古礼山・雁坂峠・甲武信ヶ岳方面へ向かう奥秩父主脈縦走路との分岐になります。
雁峠分岐のすぐ奥にある小さなピークが多摩川・荒川・富士川の分水嶺となります。
分水嶺の奥の小ピークは右側から巻くことも可能です。
小ピークを越えると笠取山山頂と水干へ向かう道が分岐します。
山頂までは開けた急登となります。
山頂は西側と南側が開け、丹沢や大菩薩連嶺、富士山と南アルプス、奥秩父の主峰 国師ヶ岳や甲武信ヶ岳の稜線が見渡せます。
標高点はさらに岩の露出した隣のピークの奥にあり、雁峠分岐から45分ほどです。
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小ピークを越えて東側の急坂を20分ほど下り、唐松尾山方面の縦走路分岐を右へ進むとすぐに水干尾根分岐です。
分岐からすぐのところに多摩川の源頭”水干(みずひ)”があります。
岩に生えた草の根から滴る水を間近に、多摩川の最上流部と眼前には富士山を望めます。
すぐ先にあるベンチ付近から水場口は3分ほど下ったところにあります。
水干からなだらかに下ると山頂直下の分岐に戻ります。
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詳細は登山口ガイド受付ページをご覧ください。
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