蛭ヶ岳(雷滝~市原新道) 登山口コースガイド
2022/02/15
丹沢最高峰の蛭ヶ岳(1672.6m)を、早戸川林道の本間橋から早戸川の支流にある雷滝よりバリエーションルートの市原新道で直登するコースガイドです。白馬尾根コースと組み合わせて周回することが可能です。
※雷滝までは早戸大滝・雷滝(最新版) 登山口コースガイドと共通です
※2019年10月の台風19号の影響によりアクセスする早戸川林道が崩落などのため通行止となっている他、沢沿いの踏み跡はほとんど流失しています。
(早戸大滝(最新版/台風19号後の状況) 登山口コースガイド)
【標準コースタイム:登り4時間20分 / 下り2時間40分】
早戸大滝の登山口となる本間橋(旧丹沢観光センター前)までは宮ケ瀬湖より早戸川林道を進みますが、落石も多く斜面の崩落による通行止も多いため事前に確認のうえ走行は十分注意してください。(リヴァスポット早戸・早戸川国際マス釣場の先にゲートがあります)
本間橋を渡った先の路肩に数台駐車できるスペースがあります。
(林道を奥へ進んだところに転回スペースも設けられています)
林道を進み、魚止橋を渡ると左手にショートカットルートがあります。
橋より先は未舗装路(チェーンゲートで一般車進入禁止)を林道の終点まで歩きます。
林道の終点となる伝道にはコース案内板が設けられています。
伝道から造林小屋の廃屋までは踏み跡のしっかりした登山道を進みます。
登山道に入ってすぐの伝道沢が石伝いに渡渉できない水量の際は、その先も渡渉が難しい可能性が高くなります。
造林小屋を過ぎると、早戸川沿いの高巻き道を進みます。
途中、崩落箇所や切れ落ちた箇所もあるため注意が必要です。
しばらく進むと眼下に早戸川を見下ろす崖上に出ます。
ロープのかかる急斜面を下れば、丸太橋の架かる最初の渡渉ポイントとなります。
※丸太橋は大雨などにより流失する可能性があります。(2019年1月現在は流失)
右岸沿いを進むと岩場をへつる箇所があります。
(高巻きの迂回路もあります)
再び丸太橋を利用して左岸へ渡渉します。
丸太橋が流失している際(2019年1月現在は流失)は石伝いに跳びますが、水量が多い場合は難易度が高くなります。
第二渡渉地点からしばらく歩くと雷平の手前で視界が開けます。
ロープのかかる岩を乗り越えて引き続き左岸を進みます。
雷平から右手に分岐する原小屋沢の左岸に明瞭な踏み跡が続きます。
やがて前方に沢が左手へ屈曲するポイントが見えてくるので、岩伝いに跳んで右岸へ渡ります。
雷平から20分ほど、ロープのかかる岩を乗り越えて右手へ進むと目の前に落差15mの雷滝が現れます。
市原新道へは雷滝手前の岩場より、岩の割れ目を登ります。
雷滝の落ち口を横目に明確な踏み跡を進みます。
尾根を移り登り進めると、市原新道と記された丸皿のプレートがあります。
鹿柵沿いの急坂を直登します。
しばらく登り進めると柵から数mほど右手に踏み跡が続くようになります。
(鹿柵沿いの終点に出た場合は、そのまま右手へ登り上げると踏み跡に合流します)
緩斜面となったところより右手の尾根を登ると植生保護柵が断続的に現れます。
痩せ尾根を渡り、左手に支尾根が見えてきたら柵の右側へと進路を移します。
道脇に遭難碑があります。
さらに柵沿いを登り進めると、北寄りの尾根に巻いた後、山頂の稜線が開けてきます。
振り返ると南アルプスから大菩薩、丹沢主脈、宮ケ瀬湖、丹沢三峰を見渡すことができます。
最後に植生保護策の間を通り抜けると、蛭ヶ岳山荘の前に出ます。
山頂からは西丹沢越しに富士山や南アルプスの稜線、足元にはユーシンから続く熊木沢の渓谷と奥に箱根の山々、丹沢山や塔ノ岳などの丹沢主脈、蛭ヶ岳山荘の前からは首都圏の街並みや奥多摩・奥秩父山塊が見渡せます。
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