常念岳(三股登山口~前常念岳)登山口コースガイド
百名山の一つ北アルプスの常念岳(2857m)を、烏川渓谷奥部の三股登山口から前常念岳経由で登るコースガイドです。前半は樹林帯の登りが長く続きますが、森林限界を越える後半は展望の良い岩稜帯となり、前常念岳からは立派な山容の常念岳を見ながらの稜線歩きとなります。
【標準コースタイム:登り6時間50分 / 下り5時間20分】
安曇野市の中心部からアルプスあづみの公園へ向かい、県道から道なりに接続する烏川林道を進みます。舗装路の終点に常念岳を望む第一駐車場と800mほど手前に第二駐車場があります。
第一駐車場から一般車両通行止の未舗装林道を20分ほど進むと林道の終点に登山補導所があります。
登山道に入るとすぐに蝶ヶ岳方面との分岐があります。
尾根筋に出てしばらくすると蝶ヶ岳方面の迂回路の分岐があります。
程なく尾根から外れて笹面をトラバース気味に進みます。
大きく折り返すと徐々に傾斜が増し、急斜面を細かく折り返しながら登ります。
ところどころに山頂までの距離を記載した古い指導標があります。
登山口から3時間30分ほどで堀金村の杭が残る尾根に出ます。
尾根に出るとしばらくなだらかな道が続きます。
再び登り基調となると前方に前常念岳の岩稜が見えてきます。
間もなく梯子を越えて森林限界となり眺望が大きく開けます。
蝶槍から大滝山にかけての稜線、志賀高原や南アルプスと八ヶ岳の間に富士山なども見ることができます。
左へわずかにトラバースして岩稜帯の急斜面に取り付きます。
岩に点けられた印を目印に尾根筋のやや左側を進みます。
やがて稜線越しに穂高岳も見えてきます。
尾根の合流点から2時間ほど、石室のすぐ奥に前常念岳の山頂標があります。
大天井岳の奥に北アルプス北部の稜線が見渡せます。
前常念岳のピークを越えるといよいよ常念岳が前方に見えてきます。
岩塔の右側を過ぎて平坦な稜線を進むと常念小屋の巻き道が分岐します。
手前のピークを登ると常念岳の右側に槍ヶ岳も見えるようになります。
程なく縦走路と合流します。
山頂直下は岩の転がる急登となります。
前常念岳から1時間ほどで祠の置かれた常念岳の山頂です。
穂高岳から槍ヶ岳、燕岳へと連なる表銀座の稜線をはじめ360度の展望が開けています。
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