霧ヶ峰・車山(八島ヶ原湿原~山彦尾根) 登山口コースガイド
2020/05/08
霧ヶ峰の最高峰となる車山(1925m)を、国の天然記念物に指定されている八島ヶ原湿原の西にある八島高原駐車場から男女倉山・山彦尾根を経て登るコースガイドです。笹原の開けた稜線はレンゲツツジの季節はオレンジ色に染まります。
【標準コースタイム:登り2時間35分 / 下り2時間05分(車山肩経由)】
ビーナスライン沿いにある八島高原駐車場にはビジターセンターあざみ館と土産物や食事もとれる八島山荘が併設され、シーズンは観光客で混み合います。八島ヶ原湿原の入口はトイレ脇から車道をくぐります。
すぐに湿原を見晴らす広場があり、奥には車山のなだらかな山体を望みます。
鷲ヶ峰・和田峠方面の信濃路自然歩道が分岐しています。
八島ヶ池前を通り、しばらく八島ヶ原湿原北側の木道を進みます。
30分ほどで奥霧小屋(休業)前の分岐を左へ進みます。広い砂利道を5分ほど進むと倉庫とトイレがあり、男女倉山の登山コース(中央分水嶺トレイル)が分岐します。
入口こそわかりづらいものの、登山道はよく整備されています。
山頂直下の急登を過ぎると樹林帯を抜けて八島ヶ原湿原の展望が広がり、登山口から35分ほどで男女倉山(ゼブラ山)の山頂です。
男女倉山から山彦尾根へはなだらかな道が続きます。
6月中旬はレンゲツツジが道の両脇に広がります。
緩く登り返すと姫木平方面の分岐があり、右へ進むとすぐに山彦谷 北の耳の山頂です。
南の耳へのルート上もレンゲツツジが広がります。
右手には乗鞍岳など北アルプスの展望が開けています。
男女倉山から35分ほど、草付きの短い急登を越えると南の耳の山頂です。
山頂標はコースからわずかに外れたところにあり、車山がよく見渡せます。
エコーバレースキー場上部のなだらかな道がさらに続きます。
20分ほどで殿城山分岐に至り、目の前に白樺湖や蓼科山の展望が広がります。
さらに10分ほどでレンゲツツジが最も群生する車山乗越の分岐です。
分岐を左へ進み車山高原スキー場からの遊歩道と合流します。
車山乗越のレンゲツツジと山彦尾根を一望し、スカイパノラマリフト脇の階段を登ります。
乗越から20分ほど、リフト乗り場を過ぎると車山神社の御社と気象レーダードームが建つ車山の山頂です。
山頂からは晴れていれば北アルプスや中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳、富士山などの展望が広がります。
山頂からは車山肩へ下ります。
幅の広い非常に緩やかな道が続きます。
30分ほどでレストランやコロボックルヒュッテ、バイオトイレの建つ車山肩です。
強清水への道を分けて八島ヶ原湿原へは滑りやすい土の下り坂を進みます。
20分ほどでヒュッテ・ジャヴェル入口となる沢渡で車道に合流します。
すぐ先で未舗装路となる車道をしばらく進みます。
左手にヒュッテみさやまの建物が見える箇所より湿原西側へのコースが分岐します。
すぐ右手には諏訪神社下社の奥宮とも言われる本御射山(もとみさやま)神社があります。
沢渡から30分ほどで喫茶店の併設されたヒュッテ前に出ます。
ヒュッテを過ぎて湿原脇に出ると再び木道が続き、45分ほどで八島高原駐車場へ戻ります。
◆霧ヶ峰・車山(八島ヶ原湿原~山彦尾根)の登山口駐車場情報
八島高原
沢渡
車山肩
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