裏妙義・丁須の頭(鍵沢コース)登山口コースガイド
日本三大奇景の一つ妙義山の北側に位置する裏妙義を、横川駅の西にある麻苧の滝自然公園から西大星と御岳の間を流れる鍵沢沿いを登るコースガイドです。山頂直下は鎖場が連続するものの、稜線に比べると危険な箇所は少なく御岳コースの下山路として利用することも可能です。
【標準コースタイム:登り2時間45分 / 下り2時間00分】
上信越道の松井田妙義インターチェンジより国道18号線でJR横川駅を過ぎ、旧道を入った先で県道へ左折するとすぐ麻苧の滝自然公園入口の看板があります。
坂を下ると登山コースの入口となる麻苧吊橋があり、駐車場はその右手奥にあります。
橋を渡り右手へ碓氷川沿いに進むと車道につき当たり、すぐ左側に登山口があります。
尾根に取り付くとすぐに岩の多い急登となり、さらに鎖場と梯子が連続する急斜面を直登します。
梯子を登り上げると東へ進路を変えてトラバースするように進みます。
大山祇神(つみのかみ)石碑で尾根を回り込み、麻苧の滝の上流となる鍵沢の谷筋に入ります。
横這いの鎖場を2回ほど通過して徐々に鍵沢との比高を下げ、やがて沢沿いを進むようになります。
登山口から1時間ほど、石垣のある植林帯を抜けると第二不動の滝です。
滝前で渡渉し、大きな岩が転がる右岸側を進みます。
ロープのかけられた小滝の脇を過ぎて岩のマーキングに従い沢を詰めていきます。
途中の急峻な場所では左側の斜面を高巻きます。
前方に鍵沢のコルが見えるようになるとルンゼ内を長い鎖場が連続します。
第二不動の滝から1時間30分ほど、鍵沢のコルすぐ左側が丁須の頭の下部となります。
丁須の台座までは鎖を伝って比較的容易に登ることができますが、肩までは狭いリッジを渡るため注意が必要です。表妙義の山々を一望できます。
丁須の頭トップへは肩から向かって左側に鎖が設置されていますが、垂直に近く難易度が高いため上級者向けです。
コルの右側にある中間峰(1057m)からは関東平野をはじめ表妙義や荒船山、赤岩・烏帽子岩や谷急山の岩峰、浅間山、谷川岳や日光、赤城山など360度の展望が広がります。
◆裏妙義・丁須の頭(鍵沢コース)の登山口駐車場情報
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