西上州・二子山(東岳・西岳) 登山口コースガイド
2019/02/22
埼玉県と群馬県の県境付近にある二子山(東岳1122m・西岳1165.8m)を、西秩父林道沿いの倉尾登山口から登るコースガイドです。特に西岳の上級者コースは鎖が撤去されており、短い距離ながらも岩場を直に攀じ登るスリリングなルートです。
【標準コースタイム:東岳往復 1時間30分 / 西岳往復 1時間40分(西峰周回 3時間00分)】
国道299号線から民宿登人を過ぎてすぐの分岐より西秩父林道へ入り、東岳を回りこむと北登山口の駐車スペースがあります。クライマーも多いため土日は満車になります。
駐車スペースからすぐのところに登山口があり、手動のカウンターが設置されています。
登山口から10分ほどで東岳と西岳の分岐となる股峠に至ります。
まずは東岳から登ります。
登り始めてしばらくすると、足元が切れ落ちた横ばいの鎖場があります。
東岳最大の危険箇所ですが、現在はフックが打ち込まれており、以前より通過しやすくなっています。
さらに急登を進むと、東岳の山頂が見えてきます。
東岳の山頂は狭いですが、両神山が目の前に見渡せます。
往路を股峠まで引き返し、続いて西岳へ向かいます。
西岳のルートは上級者コースと一般コースに分かれますが、上級者コースは平成19年に私設の鎖が撤去されており経験者向けです。また、上級者コースの分岐に案内はありません。
まず上級者コースはこちらの岩場をリボンに向けて直登、続いて鎖を設置していたハーケンを目印に横ばいします。
続く岩場の直登が西岳最大の難関となります。
傾斜がきつく高度感がありますが、足場はしっかりしています。
さらに岩場の直登が続きますが、先の岩場と比べると幾分か傾斜が緩く登りやすく感じます。
高度感がわかりづらいですが、足元を見下ろすとこのような感じです。
岩場を越えると東岳を見晴らせるポイントがあります。
(西岳の山頂からは東岳を見ることができません)
樹林帯の急登を登りきると稜線に出ます。
こちらも両神山などがよく見渡せます。
一般コースと合流すると、すぐ山頂(中央峰)です。
下山路は一般コースを利用します。
一般コースには2箇所ほど鎖場があります。
また、西峰(西のコブ)を回って坂本下降点から南麓のトラバース路を回り、ローソク岩と西岳を仰ぎ見ながら股峠へ戻る周回ルートもとることが可能です。
◆西上州・二子山(東岳・西岳)の登山口駐車場情報
二子山倉尾登山口
二子山坂本登山口
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詳細は登山口ガイド受付ページをご覧ください。
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