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今週末の山の天気は?気になる台風5号の影響は?

      2019/07/21

気象予報士の福ちゃんです。

今週末の天気について、まずは先週同様に500hPa高度・渦度予想図から見ていきましょう。
7月20日(土)午前9時の予想図です。

2019年7月20日の500hPa高度・渦度図【登山口ナビ】

先週よりも500hPa高度5,880mのラインは北に盛り上がってきており、太平洋高気圧が勢力を増していることがわかりますが、今週末の天気の主役は九州の西の海上に位置する同心円状のLマーク=台風5号です。

先々週のコラムで紹介した850hPa相当温位図も確認していきます。

2019年7月20日の850hPa相当温位図【登山口ナビ】

梅雨前線に相当する紫のライン=相当温位の集中帯は太平洋高気圧が勢力を強めていることもあり、関東北部~東北南部へ北上していますが、その南には、相当温位の高い、台風5号から供給される高温多湿の空気が流入しています。
台風は遠く離れていますが、この高温多湿の空気が供給されていることで、特に山は湿度が高い=雲が広がって雨もしくは霧となることが予想されます。台風が離れていても山の天気はその影響を平地以上に受けるため、油断は禁物です。

気象庁の予想天気図でも、台風5号とともに、その東に梅雨前線がしっかりと描かれています。

2019年7月20日の予想天気図【登山口ナビ】

7月21日(日)午前9時の予想図も示しますが、台風5号は依然として朝鮮半島付近で大きく変化はなく、日曜日も土曜日同様の悪天候が予想されます。

2019年7月21日の500hPa高度・渦度図【登山口ナビ】

先週の絶望的な太平洋高気圧の弱さから考えると季節は一歩前進しており、梅雨明けも近くなってきていますが、今週末も山での眺望はあまり期待できず、悪天が継続となりそうです。

なお、実際に出かける際は状況が変わっていることがありますので、最新の天気情報もチェックしてください。

 気象庁 最新天気図(外部リンク)
 気象庁 最新天気予報(外部リンク)

※本文中に登場する高層天気図は、気象庁の数値予報天気図(外部リンク)を編集・加工して作成しております。

(執筆:気象予報士 福ちゃん)

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山と高原地図(昭文社)