御嶽山・剣ヶ峰(中の湯~黒沢口登山道) 登山口コースガイド
2019/02/16
日本三大霊山の一つで2014年の噴火以来4年ぶりに登頂が規制緩和された木曽御嶽山の最高峰となる剣ヶ峰(3067m)を、黒沢口登山道6合目の中の湯から登るコースガイドです。8合目までは樹林帯の階段続きの道となりますが、森林限界を越えてからは目の前に迫力のある山体が迫り背後には中央アルプスや八ヶ岳のパノラマが広がります。
【標準コースタイム:登り4時間05分 / 下り2時間40分】
中の湯の駐車場へは木曽町側から霊峰ライン(もしくは御岳ブルーライン)を終点まで進みます。
登山口前の第1駐車場と手前の道路沿いに第2駐車場がありますが、シーズンは混雑し路駐の列が続くこともあります。
駐車場のトイレ脇の道を進むとすぐに百間滝・油木美林からの道が合流します。
SUV車であれば駐車もできそうな広場を過ぎると階段の登山道となります。
七合目までほぼ階段が途切れることなく続きます。
途中には祠や石碑が点在しています。
40分ほど登ると休業中の八海山支店の前を通過します。
さらに15分ほどで御岳ロープウェイ飯森高原駅からの道と合流します。
すぐ奥には七合目行場山荘と右手には覚明社が建ちます。
ちからもちが名物の行場山荘は11月上旬のロープウェイ最終営業日まで開場しています。
行場山荘の先には行場跡の滝があります。
橋を渡ると再び百間滝・油木美林へ向かう道が分岐します。
階段の登山道がさらに続きます。
やがて周囲の樹高が低くなり笹薮からハイマツ帯に変化します。
行場山荘から1時間10分ほどで八合目女人堂です。
霊神碑が立ち並び、奥には御嶽山が聳えます。
(鳥居の右手より三ノ池歩道が分岐しますが、現在は崩壊点より先は通行止)
山頂への登山道は鳥居の左手方向に続きます。
金剛童子や無数の霊神碑が立ち並ぶ登り坂が続きます。
ハイマツ帯の森林限界を過ぎると砂礫の道となります。
八合目から1時間15分ほど、眺めの良い急登区間の途中に九合目石室山荘があります。
山荘直下の分岐を右へ進むと、山荘内を通り抜ける道になります。
避難小屋や覚明堂の祠を過ぎると二ノ池方面と山頂方面の分岐があります。
(2018年は9月26日より10月8日まで山頂方面の登山道への立ち入りが解除)
二ノ池方面へ進むとアルマヤ天や奥に三ノ池が眼前に広がります。
日本最高所の高山湖となる二ノ池も半分は火山灰に埋もれたような状況です(小さな池は噴火後に新たにできたもの)。
二ノ池方面を回らずに進めば石室山荘から20分ほどで黒沢十字路です。
なお、二ノ池方面の分岐から先はヘルメット必携となっています。
比較的なだらかな道を山頂に向かって登り進みます。
黒沢十字路から25分ほどで剣ヶ峰の山頂です。
山頂直下に新設された避難シェルターと慰霊碑、御嶽神社奥社の階段を登ったところに山頂標があり、天気がよければ二ノ池の奥に乗鞍岳や北アルプスの山々も見渡すことができます。
(山頂エリアは規制線が張られ狭くなっています)
◆御嶽山・剣ヶ峰(中の湯~黒沢口登山道)の登山口駐車場情報
中の湯
御岳ロープウェイ
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