皇海山・鋸山(不動沢コース)登山口コースガイド
2023/10/02
百名山の一つで足尾山地の主峰 皇海山(すかいさん/2143.6m)を、最短ルートとなる群馬県側の栗原川林道の終点 皇海橋から不動沢沿いに登るコースガイドです。皇海山は展望がないため不動沢のコルから南方にあって見晴らしのよい鋸山(1998m)も往復します。
※令和元年東日本台風(2019年台風19号)の影響により栗原川林道は通行止、復旧の見込みなく今後は皇海橋へはアクセスできません(栗原川林道の通行止)
【標準コースタイム:登り3時間00分 / 下り2時間10分(+鋸山往復1時間10分)】
関越道の沼田インターチェンジより国道120号線の日光・尾瀬方面へ進み、老神温泉郷入口を過ぎた先で皇海山の案内板で登山口へアクセスする栗原川林道へと向かいます。
林道の距離は18㎞以上あり、そのほとんどが未舗装路で道幅が狭く落石も多いため、普通車の場合は登山口まで1時間程度は要します。
皇海橋を挟んで駐車スペースがあり、橋から分岐する皇海林道を進むとすぐに登山道が分かれます。
登山道に入るとすぐに不動沢を渡渉します。増水している際は注意が必要です。
しばらく沢の右岸の雰囲気の良い道が続きます。
支沢を跨いだり滑滝を見ながら30分ほど登ると二俣に至ります。
谷筋の分岐を案内板に従い右手へと進んで行きます。
上流に進むとガレたV字状の谷間となり徐々に傾斜が増していきます。
沢筋からコルに向かって右側の斜面へ入り、ロープの張られた急登となります。
二俣から1時間30分ほどで不動沢のコルに至ります。
まずは分岐を右へ樹間越しに11峰が見える鋸山へと向かいます。
緩いアップダウンのある道を進むと日光連山なども見えてきます。
目の前に鋸山の岩稜が迫ってくると、補助ロープが張られた急峻な道となります。
見晴しが開け松木沢本谷の渓谷も一望できます。
さらに急斜面を登り進めるとコルから40分ほどで鋸山の山頂です。
山頂は北面が開けており、目の前には皇海山が聳えます。
30分ほどでコルへ戻り、皇海山を目指します。
皇海山も急な登り坂が続き、上部は補助ロープが張られた箇所もあります。
コルから1時間ほどで急坂を登りきると庚申二柱大神の青銅の剣が建ち、その奥が山頂です。
山頂は見晴らしが利かず広くもありませんが、渡良瀬川水源碑が建っています。
◆皇海山・鋸山(不動沢コース)の登山口駐車場情報
皇海橋
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詳細は登山口ガイド受付ページをご覧ください。
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