檜洞丸(日陰沢橋~犬越路) 登山口コースガイド
2024/04/29
西丹沢の最高峰となる檜洞丸(1601m)を、神ノ川ヒュッテのある日陰沢橋からかながわの景勝50選の一つでもある犬越路を経て、小笄・大笄(ここうげ・おおこうげ)の稜線を辿るコースガイドです。峠まではガレ場、大笄には鎖場の急登もありますが、山頂手前では富士山など西側の雄大な展望が開けます。帰路はヤタ尾根コースで下山することも可能です。
【標準コースタイム:登り4時間00分 / 下り3時間00分】
国道413号線(道志みち)の神奈川県と山梨県の県境付近より、うらたんざわ渓流釣場の案内板で神の川林道(神奈川県道73号線)へ進みます。日陰沢の神ノ川ヒュッテの有料駐車場か日陰沢橋手前のスペースに車を停めます。
日陰沢には公衆トイレも設置されていますが、冬期は閉鎖されています。
登山道入口は日陰沢橋を渡ってすぐのトイレ手前にあります。
奥に神ノ川ヒュッテ(冬季休業)があり、建物左手の道を進みます。
日陰沢沿いの荒れた作業道を進みます。
やがて左手の林間に入り、林道の終点広場から本格的な登山道となります。
すぐに堰堤上部を木橋で左岸へ渡ります。
(2019年の台風19号の影響で橋は外れています)
しばらく堰堤を高巻くように進みます。
比高を下げて中間地点の指導標を過ぎると、分岐する沢にかかる鉄製の橋を渡ります。
橋を渡るとすぐに階段の急登が続きます。
尾根筋に向かってさらに急斜面を登り上げていきます。
再び沢の右岸側の高巻きを進むと登山道が寸断された支沢を渡ります。
ガレた沢沿いを登り上げていきます。
途中で左手に階段跡がありますが、上部が崩落しているため沢筋を進みます。
源頭を登り詰めていくと峠の犬越路避難小屋が見えてきます。
日陰沢橋から1時間20分ほどで大室山・用木沢方面の分岐となる犬越路です。
大室山側に犬越路避難小屋が建ち、丹沢湖方面の眺望が開けています。
犬越路からはしばらくなだらかなアップダウンが続きます。
途中にある崩落地の上部からは大室山を一望することができます。
やがて前方に小笄・大笄が迫るように見えてきます。
鞍部へわずかに下り、小笄の急登に取り付きます。
小笄と大笄の痩せ尾根の鞍部を過ぎると、一部には鎖も設置された急峻な登りが続きます。
急登を過ぎると稜線上のなだらかな道となり、熊笹ノ峰の右側に檜洞丸の山頂が見えてきます。
犬越路から2時間ほど、大笄のピークを過ぎるとすぐにヤタ尾根の分岐がありベンチも設けられています。
熊笹ノ峰のピークを過ぎ、続くピークを西側から巻きます。
緩いアップダウンが続き山頂が目の前に迫ってきます。
山頂直前の階段からは西側から北側の展望が開けています。
正面には大室山への稜線、右手に大菩薩嶺や雲取山に奥多摩の山々、左手には西丹沢の山並みと富士山、天気がよければ背後には南アルプスまで見渡すことができます。
ヤタ尾根の分岐から40分ほどで檜洞丸(別名・青ヶ岳)の山頂です。
山頂はブナ林に遮られ見晴しはありませんが、東側の臼ヶ岳方面へ150mほど下った青ヶ岳山荘付近からは樹林越しに蛭ヶ岳や丹沢山などの主脈の山々や、天気が良ければ市街地の奥には筑波山を見ることもできます。
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