谷川岳 トマノ耳/オキノ耳(西黒尾根)登山口コースガイド
2020/11/22
百名山の谷川岳(オキノ耳/1977m)をロープウェイ山麓駅のベースプラザやインフォメーションセンター駐車場から日本三大急登の一つ西黒尾根で登るコースガイドです。鎖場などの険しい箇所が多いものの樹林帯を越えて眼前に聳える迫力のある山容や、岩稜からの展望の良さが魅力のルートです。
【標準コースタイム:登り4時間20分 / 下り3時間30分】
関越道の水上インターチェンジを下りて国道を谷川岳方面へ向かいます。
ロープウェイ山麓駅のベースプラザ有料駐車場とその300m手前に町営無料駐車場があります。
ベースプラザの先の登山指導センター/休憩舎の奥にゲートがあり、さらに300mほど進むと西黒尾根の登山口があります。
取り付きから樹林帯の急坂が続き、高圧線の鉄塔脇を通過します。
傾斜が緩やかになり、尾根筋を進むと登山口から1時間15分ほどで指導標がある小ピークです。
ピークからわずかに下り、再び岩の転がる急登となります。
樹林の隙間より谷川岳が覗くようになり、尾根の左側に回り込むと視界が開けて南側の天神平や東側の武尊山などが見渡せます。
すぐに最初の鎖場があり、登りきると前方に谷川岳と一ノ倉岳が聳え、眼下には白毛門の麓にマチガ沢の渓谷を見渡します。
手前のコブを左側から巻くとその奥にラクダのコブが見えてきます。
ラクダのコブ直下は鎖場が2ヶ所連続します。
ピークにはラクダの背の指導標があり、天神尾根の奥に奥秩父や富士山、浅間山などが見えるようになります。
小ピークから1時間25分ほど、ラクダの背からわずかに下るとラクダのコルで巌剛新道の分岐があります。
岩に記されたマーキングを目印に進むとすぐに斜度のある鎖場があります。
ガレ沢の頭を登りきると左前方のザンゲ岩に向かって進みます。
視界も広がり日光や越後山脈の山々、天神平越しに赤城山なども見渡すことができます。
氷河の跡とされる滑りやすい一枚岩を経て、短い鎖場を越えるとザンゲ岩の標柱脇を通過します。
最後にひと登りすると山頂手前の十字路の目立つ指導標が見えてきます。
笹原と天神尾根越しの眺望が広がります。
指導標の脇を通りラクダのコルから1時間20分ほどでトマノ耳(薬師岳/1963.2m)の山頂です。
北側に双耳峰のオキノ耳の山頂と西側には仙ノ倉山方面の稜線と志賀高原の山々、奥には北アルプスもわずかに覗きます。
トマノ耳から10分ほどでわずかに標高が高いオキノ耳(1977m)の山頂です。
馬蹄形縦走路の朝日岳や湯檜曽川や一ノ倉沢の渓谷を一望することができます。
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