武尊山(武尊神社~剣ヶ峰山周回)登山口コースガイド
2025/10/27
百名山の上州武尊山(沖武尊/2158m)を、武尊神社から手小屋沢避難小屋経由で登り、剣ヶ峰山から下るコースガイドです。登りはコースタイムこそ短いものの山頂手前は急峻な鎖場があり下りも急斜面が続きますが、山頂から剣ヶ峰山にかけてのハイマツ帯は展望が開けた気持ちの良い稜線が続きます。
【標準コースタイム:登り3時間50分 / 下り3時間40分】

関越道の水上インターチェンジより国道291号で水上市街を抜けて県道63号線の片品方面へ向かい、藤原湖の奥部で武尊川を渡ったところで裏見の滝へ山道を進むと、武尊神社の手前に駐車場があります。


登山口までは未舗装の武尊沢林道を進みます。
神社のすぐ先に一般車両の通行を規制するチェーンゲートがあります。


35分ほど進むと駐車可能なスペースがあり、さらに林道で標高を上げると15分ほどで手小屋沢関門方面と剣ヶ峰山方面の分岐があります。


手小屋沢関門方面へ進むと沢沿いに出て、程なく沢を跨いで樹林帯を登っていきます。


再び小さな沢筋を回り込むと、続けて沢を跨いで急斜面に取り付きます。


トラバース気味に標高を上げていくと露岩の急登を経て尾根筋へ登り上げてきます。
分岐から1時間ほどで上の原登山口からのルートと合流します。



なだらかな尾根道を進むと分岐から程なく手小屋沢避難小屋が左手にあります。


樹林の合間から剣ヶ峰山が見えるようになり、笹面の緩やかな尾根筋を進みます。



急な登りが続くようになると最初の鎖場があります。


補助ロープのかかる滑りやすい岩場を越えると前方に小ピークを見て、さらに急峻な鎖場を通過します。





尾根の肩に出ると岩壁上から谷川連峰や巻機山など西側の展望が開けます。




東寄りに進路を変えると前方に武尊山の山頂が見えてきます。
小ピークを左から巻くように進むと南側の展望が開けて剣ヶ峰山の稜線や赤城山を一望できます。




ハイマツ帯の斜面を登り上げると、上の原登山口との分岐から2時間ほどで武尊山の山頂です。



山頂は特に南側の展望が開け、北側は灌木越しに尾瀬や日光連山、皇海山、さらに中の岳から不動岳の稜線を一望することができます。







中ノ岳側の山頂直下で剣ヶ峰山方面の分岐があり、開けたざれた急斜面を下ります。


笹の広がる緩斜面に出ると武尊山から中ノ岳・川場剣ヶ峰・不動岳の並びを見渡すことができます。



シャクナゲなどの灌木帯を下ると1975m峰の鞍部に至ります。


アップダウンが続き、稜線から右手にそれると山頂から1時間10分ほどで川場スキー場に至る高手新道と下山口の分岐があります。





剣ヶ峰のピークは分岐から岩の多い急斜面を5分ほど登ります。


山頂標の手前からは武尊山の眺望がよく、山頂標の奥からは関東平野を遮るものなく一望することができます。







分岐に戻り武尊神社方面へ向かうと補助ロープのかかる岩や根が露出した急斜面が続きます。



樹林帯に入って程なく武尊沢の深い谷筋を見た後も急坂が続きます。




笹の広がる緩斜面に出てからわずかに下ると武尊沢を渡ります。


武尊沢を越えるとトラバース気味に標高を下げていきます。


沢を跨ぐと武尊沢林道の末端に出ます。
程なく剣ヶ峰山直下の分岐から1時間50分ほどで手小屋沢関門の分岐に戻ります。



(レポート:登山口ナビ 吉田 岳)
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