天城山(水生地歩道~天城縦走路)登山口コースガイド
2025/06/28
百名山の一つで伊豆半島の中央に聳える天城山を、水生地下から水生地歩道経由で八丁池へ登り、主峰となる万三郎岳(1405.6m)まで縦走するコースガイドです。八丁池の見晴台以外は展望こそ少ないものの植生が豊かで、長い縦走路も歩きやすい道が続きます。
【標準コースタイム:登り4時間45分 / 下り4時間10分】

伊豆半島を南北に縦貫する国道414号の新天城トンネルの手前の水生地下に駐車場があります。
駐車場前から分岐する旧道を進みます。


踊子文学碑を過ぎ駐車場から20分ほどで本谷林道が分岐する水生地です。
林道を進むとすぐに車両通行止ゲートがあります。


舗装された林道を25分ほど登ると、ミツマタの群生を過ぎた先の左ヘアピンカーブに水生地歩道の入口があります。


歩道に入るとすぐに支沢を跨ぎ、植林帯の斜面を登ります。
さらに立て続けに2回、木橋の架かる沢筋を跨ぎます。



眼下に小滝を見て沢からやや離れるように階段の斜面を進みます。
再び沢の高巻きに出た後、やがて沢との比高を縮めて左岸側へ渡渉します。



渡渉して程なく左から本谷歩道が合流、続けざまに水生地歩道の入口から45分ほどで天城峠方面からの上り御幸歩道と合流する大見分岐点です。



続いて沢筋を回り込むように進むと、寒天駐車場へ向かうコマドリ歩道が分岐します。


岩の転がる斜面を登り上げていくと、大見分岐点から30分ほどで寒天林道の終点付近に出ます。



八丁池方面へ向かうとすぐにトイレがあり、見晴台の分岐があります。
わずかに登ると樹林が開けて八丁池を見渡せ、奥に展望デッキが設置されています。



展望デッキからは360度の展望が開け、万三郎岳・万二郎岳の並びや八丁池の奥に富士山の頭、南アルプスなども見ることができます。






トイレから八丁池に向かって下っていくと下り御幸歩道が分岐します。
程なくモリアオガエルが生息する八丁池のほとりに出ます。




八丁池から離れるとすぐに下り八丁池歩道が分岐します。
稜線のピークを回り込むようになだらかな道が続きます。



植林帯を過ぎて尾根の北側を巻いた後、緩やかに下ると八丁池から50分ほどで丸太のベンチを過ぎた先に自由峠の指導標があります。



自由峠からは稜線の南側をトラバースするように進みます。


鞍部に出た後、再び右側を巻くように進むと自由峠から30分ほどで戸塚歩道が分岐する戸塚峠です。



峠付近のなだらかな区間は左手に樹林の隙間より富士山や南アルプスを見ることができます。


小岳に向かって急斜面の登り返しとなります。
ロープの設置された露岩の急登箇所もあります。


北側からの尾根筋と合流してなだらかになると戸塚峠から35分ほどで小岳の山頂です。
山頂標はピークやや手前の縦走路沿いにあります。



樹林の隙間から万三郎岳を見ながら下ると、最後の鞍部となる片瀬峠を通過します。


峠から登り返すとシャクナゲコースとの分岐点に出ます。


分岐点のすぐ先で北側の眺望がわずかに開け、富士山も見ることができます。


最後はなだらかな稜線を進むと片瀬峠から35分ほどで万三郎岳の山頂です。


(レポート:登山口ナビ 吉田 岳)
◆天城山(水生地歩道~天城縦走路)の登山口駐車場情報
水生地下
水生地
◆登山口ナビでは、天城山(水生地歩道~天城縦走路)のガイドも承っています。
詳細は登山口ガイド受付ページをご覧ください。
<その他の登山口コースガイド>



