鳳凰三山(青木鉱泉~ドンドコ沢コース)登山口コースガイド
2022/08/26
百名山の一つ鳳凰三山の地蔵岳(2764m)・観音岳(2840.4m)・薬師岳(2780m)を、青木鉱泉からドンドコ沢沿いの四滝(南精進ヶ滝・鳳凰ノ滝・白糸滝・五色滝)を巡りながら登るコースガイドです。ルートは急登が続きますが、いずれの滝も立派でそれぞれ個性があり一見の価値があります。
【標準コースタイム:登り8時間30分 / 下り5時間45分(地蔵岳ショートカット)】
韮崎から青木鉱泉へ向かう場合、小武川林道は舗装済みとなり未舗装区間は清哲林道の500mほどと青木橋から鉱泉までの300mほどとなっています。鉱泉の駐車場を利用する場合は駐車券を買いフロントウィンドウの内側に置きます。
青木鉱泉からはしばらく平坦な道が続きます。
途中、沢沿いの見晴らしが開けたところからは鳳凰三山を正面に見据えます。
堰堤の脇を越えてしばらく進むと小さな沢を渡ります。
沢を越えて間もなく、文字通り九十九折れの急登となります。
九十九折れを登りきるとしばらくトラバースルートを進みます。
無名の滝前を過ぎ、滑りやすいがれ場を進むと、鉱泉から1時間50分ほどで南精進ヶ滝の分岐です。
南精進ヶ滝の展望台は登山道から50mほど谷側へ進みますが、上部で本道に合流します。
ロープの張られた岩場を登ると、まずは滝下の展望台に出ます。
さらに岩場を登ると滝上の展望台に出ます。
本道と合流し、小さな沢を越えながらさらに登り進めると45分ほどで鳳凰ノ滝の分岐です。
鳳凰ノ滝は分岐から200mほど離れたところにあります。
分岐から沢までしばらく下り、沢沿いを登ると鳳凰ノ滝を見渡せる場所に出ます。
分岐へ戻り、ジグザグの急登を進むと45分ほどで白糸滝の展望台分岐に出ます。
展望台は分岐からすぐのところにあります。
登山道は休まることなく登りが続きます。
白糸滝の分岐から1時間ほどで五色滝の分岐です。
五色滝は分岐から沢へ少し下ったところにあり、滝の直下まで行くことが可能です。
沢沿いを離れてさらに登りが続き、滑りやすい崩壊地を通過します。
やがて地蔵岳が見えるドンドコ沢上流のなだらかな河原の道となり、御座石鉱泉からの燕頭山コースと合流します。
五色滝分岐から1時間ほどで鳳凰小屋に到着です。
鳳凰小屋の水場は無料で利用することが可能です。
鳳凰小屋から地蔵岳へは右手の登山道を進みます。
森林限界付近より白砂の急登となります。
鳳凰小屋から1時間20分ほどで地蔵岳の山頂標に到着です。
稜線上にはオベリスク(地蔵仏)の尖塔と無数の地蔵が甲斐駒ヶ岳を背景に並びます。
オベリスクは裏側から岩の隙間をくぐり、正面のクラックを登ることが可能です(経験者向き)。
直下には鳳凰山大神の石碑が祀られています。
続いて観音岳へは赤抜沢ノ頭へと10分ほど登り進みます。
赤抜沢ノ頭で白鳳峠・高嶺からの登山道と合流し、白根三山の展望が広がります。
観音岳を眼前に鞍部へ急坂を下ります。
樹林帯を登り返して小ピークに出ると背後に赤抜沢ノ頭と地蔵岳が並びます。
小ピークを越えると赤抜沢ノ頭から30分ほどで鳳凰小屋からの近道と合流します。
左手には奥秩父連峰を見渡すことができます。
観音岳に向かって岩の転がる急登となります。
岩塔の脇を過ぎると最後はなだらかな稜線となります。
鳳凰小屋の分岐から40分ほどで鳳凰三山最高峰の観音岳山頂です。
薬師岳の奥には富士山を見ることができます。
観音岳を下ると、薬師岳へはハイマツ帯のなだらかな道が続いています。
観音岳から30分ほどで薬師岳の山頂です。
薬師岳の東側の岩峰は容易に登ることが可能です。
天気が良ければ白根三山をはじめ富士山や奥秩父、八ヶ岳も一望できます。
青木鉱泉へは中道を下り、小武川林道支線を経て下山することも可能です。
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詳細は登山口ガイド受付ページをご覧ください。
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