天城山(万二郎岳~万三郎岳周回)登山口コースガイド
2024/02/20
百名山の一つで伊豆半島の中央に聳える天城山を、天城高原から縦走路で主峰となる万二郎岳(1299m)と万三郎岳(1405.6m)を登りシャクナゲコースで下るポピュラーなコースガイドです。季節によってアマギツツジやアセビ、マメザクラ、シャクナゲなどが咲く原生林の豊かなルートです。
【標準コースタイム:登り2時間30分 / 下り2時間15分】
伊豆スカイラインの終点より遠笠山道路の天城高原方面へ進むとゴルフ場の手前に登山者用の駐車場があります。トイレも設置されていますが、冬期は閉鎖されていることもあります。
縦走路への登山口は道路をへだてて駐車場入口のすぐ反対側にあります。
しばらくはゴルフ場沿いのなだらかなアップダウンのある道を進みます。
登山口から20分ほどで縦走路とシャクナゲコースの分岐点となる四辻です。
四辻から沢沿いのなだらかな道が続き、沢沿いを離れて幅広いガレ場を渡ると傾斜が険しくなり階段が続くようになります。
急坂を登り切れば箒木山方面(通行止)の分岐があり、四辻から55分ほどで万二郎岳の山頂に到着です。
山頂はあまり広くないものの、西側に天城山脈の眺望が開けています。
万二郎岳からは馬の背の鞍部に向けてすぐに岩の多い急斜面を下ります。
天気がよければ天城山脈の右手側に富士山を望むことができます。
鞍部をすぎると馬の背への登り返しとなります。
馬の背の露岩上からは東伊豆の海岸線や天城高原と遠笠山、万二郎岳を見渡せます。
岩の転がる急坂を越えると馬酔木(アセビ)のトンネルとなります。
トンネルを過ぎると梯子なども設置された急坂を下ります。
40分ほどで万三郎岳手前の鞍部となる石楠立(はなだて)に至ります。
登り返すとアマギシャクナゲが群生する平坦地となり、樹林越しに万三郎岳が見えてきます。
万三郎岳の山頂直下より傾斜が険しくなり、急登を登り切れば石楠立から35分ほどで万三郎岳の山頂です。
山頂から縦走路わずかに進むと、北側の眺望がわずかに開けます。
間もなくシャクナゲコースの分岐点があります。
分岐からは長い階段の下りとなります(およそ540段)。
階段を下り切るとトラバース路となり、ガレ場を通過していきます。
稜線の分岐から45分ほどで地蔵堂方面への涸沢分岐点です。
しばらくはガレ場の横断やアップダウンのあるトラバース路が続きます。
道なりに進むと101ポストを過ぎ、やがてなだらかな樹林帯の道となります。
涸沢分岐から1時間10分ほど、菅引(すげひき)林道分岐を過ぎてすぐに四辻に戻ります。
◆天城山(万二郎岳~万三郎岳周回コース)の登山口駐車場情報
天城高原
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