高宕山(石射太郎コース) 登山口コースガイド
2019/02/21
房総半島の中央部に位置しニホンザルの生息地にもなっている高宕山(330m)を、高宕林道の起点となる石射太郎山登山口から関東ふれあいの道で辿るコースガイドです。源頼朝公にまつわる伝説も残る高宕観音や山頂からの眺望など、低山ながら見所の多いルートです。
【標準コースタイム:登り1時間10分 / 下り50分】
高宕山の北部にある石射太郎山登山口へは、国道465号線の植畑地区から高宕林道の起点へ向かいます。舗装路を進むと林道の起点手前に駐車スペースがあり、奥の隧道の手前右手に登山口があります。
杉林の中を進むと斜面が開け、石切り場跡前の急登となります。
右手に鹿野山への道を分け、20分ほどでサルの餌付け小屋が残る石射太郎山の山頂広場です。
高宕山・八良塚などの展望が開け、山頂標は広場東の小高いピークにあります(山頂へは通行禁止の柵あり)。
山頂から稜線上を進むといったん道は下り、坂下の分岐を右手の高宕山方面へ向かいます。
小ピークを過ぎて平坦な稜線を進むと、切通しを過ぎた先で木間から石射太郎山のピークを見ることができます。
やがて杉林となり古い狛犬と仁王像が置かれた石段に出ます。
階段の途中に岩屋があり石造りの仏塔が建っています。
石段を登りきると岩壁に寄り添うように建立された高宕観音のお堂があり、お堂の正面からは鋸山方面の展望が開けます。
高宕観音の歴史は古く天平年間(729-749年)の開山とされ、石橋山の合戦に破れた源頼朝公がここで源氏の再興を祈願したとも伝えられています。
岩壁にくり貫かれたトンネルをくぐると、高宕大滝や志組・奥畑方面の分岐に出ます。
山頂方面へ進むと階段やロープの張られた急登が続きます。
石射太郎から50分ほどで高宕山の狭い山頂です。
山頂付近からも鋸山や鹿野山など房総の山々を見渡すことができます。
下山路は高宕大滝方面へ下り、高宕林道(車両通行止)を戻ることも可能です。
◆高宕山(石射太郎コース)の登山口駐車場情報
石射太郎山登山口
◆登山口ナビでは、高宕山(石射太郎コース)のガイドも承っています。
詳細は登山口ガイド受付ページをご覧ください。
<その他の登山口コースガイド>