八ヶ岳・権現岳（西岳～源治新道）登山口コースガイド

2020/09/11 2024/07/15

八ヶ岳の権現岳（2715m）を、舟山十字路を起点に西岳（2398m）から源治新道で青年小屋を経て登るコースガイドです。西岳はなだらかで登りやい登山道、権現岳は岩がちで急峻な登山道の組み合わせです。

【標準コースタイム：登り5時間20分 / 下り4時間30分】

鉢巻道路から八ヶ岳美術館の北側にある丸山の森別荘地の南端の道へ入り、広河原林道を進んだ先のゲート前に舟山十字路の駐車スペースがあります。
御小屋尾根の登山口はゲートの先にありますが、南陵尾根へは十字路から分岐する立場川林道を進みます※。

未舗装の林道を300mほど進むと阿弥陀聖水の水場があります。
その先の林道分岐を左へと進みます。

広河原沢と立場川を連続して渡渉するとすぐに西岳方面の登山道が分岐します。

尾根を回り込むと2020年時点では開削中の林道に出るので、そのまま林道を進みます。

1時間ほどで立場川キャンプ場（第五配水池）方面の分岐があります。
登山道は分岐のすぐ先の大岩の裏手にあります。

千枚岩の脇を進むと再び林道と合流します。

しばらく轍の残る道を進むと、なだらかな登山道となります。

所々に古い指導標があります。
西岳の山頂に近づくと傾斜が増してきます。

分岐から2時間ほどで南面の開けた西岳の山頂です。
権現岳や編笠山、南アルプスなどを見渡すことができます。

青年小屋に向かう源治新道はなだらかなアップダウンが続きます。

崩壊地を横断するとすぐ脇に乙女の水場があります。
（崩落後は水量が少なくなっています）

最後になだらかな道を進むと、西岳から50分ほどで青年小屋です。
“遠い飲み屋”の提灯がかかる青年小屋はコーヒーやお酒の他、軽食もとることができます。

小屋前の分岐を西岳方面へ進むと開けた斜面から樹林帯の急登となります。

露岩の急登を過ぎると展望が開けたのろし場です。
行く手にはギボシの岩峰や権現岳の山頂を見ることができます。

のろし場からは岩峰脇のルート上で一番の急登箇所となります。

西ギボシの岩峰は南面を巻いて進みます。
東ギボシの鎖場を進めば権現小屋の奥にいよいよ山頂が間近となります。

小屋からわずかに登るとキレット・赤岳方面の分岐があります。

青年小屋から1時間30分ほどで分岐のすぐ先に権現岳の山頂標があります。

360度展望が開けた山頂からは三ツ頭の奥に富士山、南アルプス、編笠山と西岳の奥に中央アルプス、ギボシの奥に北アルプス、阿弥陀岳と赤岳、奥秩父山塊を一望でき、ピークの岩峰には剣が置かれています。

◆八ヶ岳・権現岳（西岳～源治新道）の登山口駐車場情報
　舟山十字路

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