鷹ノ巣山（倉戸口～榧ノ木尾根）登山口コースガイド
2020/01/20
奥多摩湖の北側にあり南面の展望がよい鷹ノ巣山（1736.6m）を、湖畔の大麦代駐車場を起点に温泉神社のある倉戸口から倉戸山を経て榧ノ木尾根で登るコースガイドです。奥多摩三大急登の稲村岩尾根に比べて傾斜が緩やかで、見所は少ないものの比較的登りやすいルートです。
【標準コースタイム：登り5時間00分 / 下り3時間00分】
奥多摩湖畔の大麦代駐車場から1kmほど国道を塩山方面へ進み、倉戸口バス停がある熱海トンネルの手前の分岐を左折します。
左手に六ツ石山を見ながら尾根を回り込み、古い民宿前の分岐を案内に従い左へ進むとすぐ右手に倉戸山登山口の階段があります。
コンクリート舗装の小路を進むと温泉神社があり、すぐ先の熱海配水所から登山道となります。
植林帯を進むとしばらく急登区間が続きます。
木々の隙間から三頭山の山容と奥多摩湖の湖面を見ながら前方の倉戸山へ登り進みます。
倉戸口から1時間30分ほどで女の湯からの登山道と合流する広い倉戸山の山頂です。
ヤマザクラが自生し4月下旬頃には山頂を花で彩ります。
倉戸山からはしばらくなだらかな道が続きます。
尾根が広がる箇所は特に下りでは支尾根へ迷い込まないよう注意が必要です。
カラマツの急坂を登りあげると榧ノ木山のピークです。
山頂には小さなプレートが掲げられていますが、登山道は山頂をわずかに巻いて進みます。
榧ノ木山を過ぎて道は水根山に向かって緩やかなアップダウンが続きます。
左前方には日蔭名栗山や鷹ノ巣山の稜線が見え隠れします。
水根沢林道方面の分岐を経てひと登りすると、倉戸山から2時間30分ほどで水根山直下にて石尾根縦走路に合流します。
分岐のすぐ先で尾根筋コースとの合流点があり、鷹ノ巣山方面の稜線ルートへ進みます。
右手には都県界尾根を見渡すことができます。
山頂を目前にして南側が草原状に開け、三頭山や大菩薩連嶺と背後には富士山や南アルプスの展望が広がります。
榧ノ木尾根の分岐から45分ほど、最後の急坂を登り上げれば鷹ノ巣山の山頂です。
南東側の展望も開け石尾根の奥に御前山や大岳山、八王子市街も見渡すこともできます。
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