国師ヶ岳(黒金山~石楠花新道) 登山口コースガイド
2024/06/22
奥秩父最高峰の北奥千丈岳(2601m)と国師ヶ岳(2591.9m)を、黒金山からクラシックルートの石楠花新道で登るコースガイドです。黒金山までは乾徳山南林道の桧尾登山口から登り、笹原の大ダオや鶏冠山(西)林道と交差するシラベ平を経る山深く長大なルートです。
【標準コースタイム:登り7時間10分 / 下り5時間45分】
※黒金山までは黒金山(桧尾~牛首のタル)コースガイドをご覧ください。
黒金山の山頂から少し下ったところに乾徳山方面との分岐があります。
分岐からは古い指導標やオリエンテーリングの看板のある急坂を下っていきます。
倒木が多いなだらかで広い尾根道となり、やがて足元に笹原が広がるようになります。
小ピークから左寄りに薄い踏み跡を辿ると、山頂から30分ほどで笹原の広がる大ダオの分岐です。
南側の視界が開けており、乾徳山と富士山を見ることができます。
分岐を過ぎて引き続き踏み跡はあるものの笹が深くなります。
2047mピーク付近で笹薮が途切れ、やや西寄りに進路を変えます。
再び笹薮のほとんど平らな道となり、ゴトメキ(御止木)のピークを前に倒木が多くなります。
登りに転じる箇所は踏み跡がわかりづらく、左手に錆びた看板と踏み跡が分岐しているので迷いこまないよう注意してください。
リボンも目印に登り進むと、やがて笹もなくなり明瞭な踏み跡が復活します。
大ダオから1時間35分ほどで遭難碑のあるゴトメキ(御止木)分岐です。
ゴトメキ(御止木)分岐からはなだらかな下りに転じ、苔の豊かな道が続きます。
30分ほどで鶏冠山林道(通年通行止)の横断地点となるシラべ平です。
林道沿いには小沢が流れ、石楠花新道は左へわずかに進んだところにあります。
石楠花新道はなだらかな登りから始まります。
わずかに南アルプスが覗く場所もありますが、密な樹林帯で展望の利かない道が続きます。
奥千丈岳に向かって傾斜が増していき、手前の平場では無数の倒木が道を塞いでいます。
奥千丈岳の山頂標は登山道上のピークらしくない場所にあります。
奥千丈岳の山頂標を過ぎた先で矢印の描かれた岩を目印に稜線左を巻く道へと進みます。
稜線へ登り返す箇所は滑りやすい急坂が続きます。
2511mのピークを過ぎてしばらくなだらかな区間が続きます。
再び登り坂となりシャクナゲが見られるようになると金峰山を見晴らせる場所に出ます。
山頂直前はシャクナゲを漕ぐように進みます。
シラベ平から2時間30分ほどで奥秩父最高峰となる北奥千丈岳の山頂です。
西~北側の展望がよく、南アルプスや金峰山の奥に八ヶ岳、浅間山や奥秩父の山々を見晴らせます。
北奥千丈岳からわずかに下ると大弛峠方面との分岐となる三繋平です。
分岐から登り返すと15分ほどで国師ヶ岳の山頂です。
山頂からは目の前に北奥千丈岳、黒金山の奥に大菩薩連嶺や富士山を見ることができます。
◆国師ヶ岳(黒金山~石楠花新道)の登山口駐車場情報
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