鬼ヶ岳(淵坂峠~毛無山~十二ヶ岳)登山口コースガイド
2021/04/13
西湖の目の前にある鬼ヶ岳(1738m)を、若彦トンネルの脇にある大石峠入口から淵坂峠経由で毛無山・十二ヶ岳を縦走するコースガイドです。十二ヶ岳は鎖場も多く急峻なアップダウンが続きますが、大石峠~節刀ヶ岳コースと周回することも可能です。
【標準コースタイム:登り4時間30分 / 下り3時間45分】
河口湖から若彦トンネルへ向かう途中で大石ペンション村へ向かう脇道へ入り、県道沿いを進むと舗装路の終点に駐車スペースがあります。
林道を10分ほど進むと淵坂峠方面の登山道が左手に分岐します。
毛無山から十二ヶ岳の並びを前方に見て、すぐに沢を渡渉します。
淵坂峠に向かってなだらかに登り上げていきます。
大石峠の分岐から40分ほどでてんぐ岩の分岐を過ぎた先が淵坂峠です。
分岐から稜線に上がると急登がしばらく続きます。
傾斜が緩やかとなり、山頂直下で富士山方面の視界が開けます。
淵坂峠から1時間ほどで毛無山の山頂です。
山頂は南側の視界が開けて河口湖の奥に道志山塊や山中湖を見ることができます。
毛無山からわずかに下り、なだらかなピークに一ヶ岳のプレートがあります。
ロープの張られた急斜面を下り、登り返すと二ヶ岳に続いて三ヶ岳を通過します。
一部にロープが張られた急な岩場を下り、登り返すと展望の良い四ヶ岳のピークです。
四ヶ岳の山頂直下もロープが張られた急峻な下りとなります。
鞍部からわずかに登り返すと五ヶ岳です。
程なく六ヶ岳のピークを通過、続く七ヶ岳まではアップダウンもわずかです。
大岩の左側を巻いてなだらかなピークを登り上げると八ヶ岳です。
八ヶ岳から下ると九ヶ岳のプレート(現在消失)で左側を巻いて進みます。
続く十ヶ岳はロープの張られた右側斜面を巻くと鞍部にプレートがあります。
九ヶ岳はプレートより岩稜を攀じ登るとピークに手書きの山名が記されています。
十ヶ岳も九ヶ岳との鞍部から登ることができ、ピークからは富士山を見ることができます。
鞍部よりロープの張られた急斜面を登り返すと十一ヶ岳の山頂です。
十一ヶ岳のピークを過ぎて急斜面をロープで一気に下ります。
切れ落ちた鞍部には吊橋が架かり、高度感は少ないものの金属の床板は滑りやすいので注意がいります。
十二ヶ岳の登り返しも険しい地形にロープや鎖場が続きます。
途中の開けた岩場からは十一ヶ岳越しに河口湖が見えてきます。
さらに急斜面を登りあげてなだらかな稜線に出るとすぐに桑留尾方面の分岐があります。
毛無山から1時間30分ほどで十二ヶ岳の山頂です。
小さな祠が祀られた山頂からは西湖と富士山を見ることができます。
金山方面へ向かうとロープや梯子が設置された急峻な地形が続きます。
開けたところからは前方の鬼ヶ岳と金山の間に南アルプスも見えるようになります。
十二ヶ岳から30分ほどで大石ペンション村方面の分岐があります。
分岐からさらに10分ほど登ると金山の山頂です。
金山からはなだらかな稜線が続き、やがて鬼ヶ岳の山頂にある特徴的な岩も見えてきます。
金山から30分ほどで鬼ヶ岳の山頂です。
岩の突き出た山頂からは先ほどの雪頭ヶ岳と富士山や南アルプスの他、北側の展望も広がり八ヶ岳や大菩薩などの山も見渡せるようになります。
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◆登山口ナビでは、鬼ヶ岳(淵坂峠~毛無山~十二ヶ岳)のガイドも承っています。
詳細は登山口ガイド受付ページをご覧ください。
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