八ヶ岳・中山(麦草峠~白駒池周回)登山口コースガイド
2021/09/11
八ヶ岳の中央部に位置する中山(2496m)ならびにニュウ(2352.2m)を麦草峠から丸山・高見石経由で登り、白駒池へ下って周回するコースガイドです。標高差が少なく手軽に北八ヶ岳らしい苔むした樹林帯や各山頂の展望台からパノラマを楽しめるルートです。
【標準コースタイム:登り2時間35分 / 下り2時間20分】
国道299号(メルヘン街道)のピークとなる麦草峠の駐車場を利用します。
国道は11月中旬から4月中旬まで冬期閉鎖となる他、混雑時は白駒池の有料駐車場へ案内されることもあります。
駐車場奥の遊歩道を進むとすぐに麦草ヒュッテの前に出ます。
さらに花畑の広がる麦草苑地の遊歩道を進みます。
害獣保護柵のゲートを通過して白駒池方面の分岐を過ぎると本格的な登山道となります。
2212mのピークを越えてわずかに下ると苔床の広がる丸山の森です。
再び岩の転がる登りに転じ、麦草峠から50分ほどで丸山の山頂です。
山頂は開けていないため展望はありませんが、樹林越しになだらかな中山が見えています。
山頂から急坂を下りきると白駒池方面の分岐があります。
平坦路をわずかに進むと丸山から15分ほどで高見石小屋です。
小屋の向かって右手にある高見石からは白駒池をはじめ東側の展望が開けています。
高見石小屋から中山方面へと進みます。
わずかに下ると平坦な湿地帯を通過します。
オコジョの森の案内板を過ぎて岩の転がる長い登り坂となります。
稜線の屈曲点からわずかに下り、シャクナゲやハイマツの灌木帯を進むと山頂手前の中山展望台です。
天狗岳から中央アルプス、御嶽山や北アルプスはじめ西側の展望が開けています。
高見石小屋から1時間30分ほど、展望台のすぐ先が中山の山頂です。
山頂の先では奥秩父山塊など東側の展望が開けます。
岩の急坂を下るとやがてなだらかな道となります。
10分ほどで縦走路の中山峠方面との分岐があります。
しばらく樹林帯の緩い下り基調の道が続きます。
崩落斜面上で樹林が開けたところからは硫黄岳の爆裂火口壁を見ることができます。
下り勾配が増して鞍部を越えます。
小ピークを越えて大きな岩の転がる区間を過ぎるとニュウの露岩が見えてきます。
縦走路の分岐から40分ほど、露岩をわずかに登り上げるとニュウのピークです。
白駒池や浅間連峰、奥秩父山塊や硫黄岳の横には富士山を見ることができます。
山頂から急坂を下り傾斜が緩やかになると白樺尾根の分岐があります。
さらに下るとニュウから40分ほどで稲子湯方面の分岐につき当たります。
白駒池方面へなだらかな道が続き、木道が設置された白駒湿原の脇を通過します。
湿原からわずかに下ると白駒池の周遊路に出ます。
稲子湯の分岐から20分ほど、湖畔沿いの道を時計回りに進むと高見石方面の分岐のすぐ先に白駒荘があります。
白駒池駐車場方面は整備された遊歩道が続きます。
15分ほどで白駒池駐車場付近の分岐を麦草峠方面へと進みます。
すぐにシャクナゲの群生する白駒の奥庭を通過します。
国道(オトギリ平)方面の分岐を過ぎて緩やかな登りとなります。
麦草苑地の上部に出て視界が開け、20分ほどで麦草峠に戻ります。
◆八ヶ岳・中山/ニュウ(麦草峠~白駒池周回)の登山口駐車場情報
麦草峠
白駒池入口
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◆登山口ナビでは、八ヶ岳・中山/ニュウ(麦草峠~白駒池周回)のガイドも承っています。
詳細は登山口ガイド受付ページをご覧ください。
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