雲取山(三条の湯・水無尾根)登山口コースガイド
東京・埼玉・山梨の県境にあり百名山の一つで東京都の最高峰でもある雲取山(2017.1m)を、奥多摩に隣接する丹波村の後山林道の片倉ゲートから三条の湯を経て水無尾根で登るコースガイドです。林道歩きが長く石尾根に比べると展望も少ないですが、登山道は概ね歩きやすく静かなコースです。
【標準コースタイム:登り5時間30分 / 下り4時間20分】
国道411号線(青梅街道)沿いのお祭バス停付近から脇道へ入り、未舗装路を2kmほど進むと後山林道のゲート手前に駐車スペースがあります。
片倉ゲートから2時間ほど後山林道を進みます。
新片倉橋を過ぎ中間点となる黒滝橋で右岸へ渡り、後山橋で左岸へ戻ると間もなく塩沢林道との分岐点となる塩沢橋があります。
さらに後山林道を進むと片倉ゲートからの距離を示す6.0km表示板を過ぎて間もなく林道の終点があります。
林道に続く登山道を進むとすぐに青岩谷橋を渡り、しばらく三条沢沿いに進みます。
途中で沢との比高を上げて高巻きを進むと、林道終点から30分ほどでキャンプ場の脇を過ぎて三条の湯に至ります。
三条の湯からは飛龍山の中ノ尾根やサオラ峠方面のコースが分岐します。
雲取山方面の登山道は三条の湯の受付奥にあります。
すぐに三条沢を木橋で渡り、急斜面に取り付きます。
尾根筋を回り込むと砂礫の脆い斜面となり、上部を高巻くように進みます。
しばらく登ると視界が開けた尾根上の平場に出て、右手にヨモギ尾根を見ることができます。
平場を過ぎると崩落地を避けて急斜面を九十九折れに登ります。
上部に大きな岩を見て下りに転じます。
再び水平基調の道となり、露岩の尾根を回り込むと岩壁の脇を通過します。
沢筋を回り込みながら徐々に高度を上げていきます。
樹林が開けて向かいの尾根を見ると木桟道でガレ場を通過します。
古い指導標を過ぎた後、最後は笹面をなだらかに登り上げていきます。
三条の湯から2時間20分ほどで奥秩父縦走路と合流する三条ダルミです。
峠は南面が開け、富士山を見ることができます。
左手に雲取山荘の巻き道が分岐し、雲取山まで最後の急登となります。
岩が転がる急斜面を登ると三条ダルミから40分ほどで雲取山の山頂です。
避難小屋のある山梨山頂標付近からは石尾根をよく見渡すことができます。
東京都と埼玉県の山頂標柱は避難小屋の奥にあります。
◆雲取山(三条の湯・水無尾根)の登山口駐車場情報
後山林道ゲート
お祭
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